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まいすたクリスマス 「以前のデータは見させて貰ったわ」 スメラギは掛けたままチェアをくるりと回した。 背後のモニターにはハロウィンの報告書が映し出されている。 「それで、今回も頼みたいの。ヴェーダの回答も貴方が最適任となっているわ」 「……解りました」 新たな任務を受けてティエリアは表情を変えずに頷く。 手には今回のミッションのために用意された道具、曰くクリスマスコスチューム。 更衣室でティエリアは中身を確認するとパイロットスーツに着替えるのと同じように手早く衣装を纏っていく。 「無駄な装飾ばかりだ……しかし、ヴェーダが選んだものだ。何か意味があるのだろう」 「ティエリアー、急いで。24日の夜のうちに済ませないといけないんだから。22 00から24 00が山場よ!」 「了解」 ハイネックでノースリーブ、胸元が大きく開いたデザイン。 たっぷりの布を用いたミニのフレアスカート。材質はベロアで裾と襟首にはふわふわのファー。 ソフトチュールの柔らかいパニエを仕込んでいるため、ティエリアの動きに合わせお尻の部分が可憐に揺れる。 そのワンピース姿を彩るのはやはりファーの縁取りがされた白の長手袋。 危うい絶対領域を描く黒いストッキングは柊の意匠に編み上げられており、金糸も織り込んであるため角度によってキラキラと光る。それは黒いガーターベルトで固定されていた。 そのすらりとした脚を更に包み込むのは白い革ブーツ。 大きめの高い踵、丸いラインの爪先は挑発的なワンピースとは対照的に可愛らしいフォルム。 ファーの縁取りがなされているのはワンピースと同様だ。 勿論大きなサンタ帽、首元には歩くたびにチリチリ鳴る金のベル。 そして背中には小さな天使の羽根。 全てを身に着けて更衣室を出てくるとスメラギは息を呑んだ。 「……完璧だわ……!」 感嘆にティエリアは当然だというかのような顔で応える。 「さぁ、これを持ってみんなの部屋を回って頂戴。それがミッションよ」 差し出されたのは大きな白い袋だ。 「了解した。ティエリア・アーデ、行きます」 1. 「メリークリスマス! 聖なる夜に介入する!」 インターフォン越しの声を聞いて刹那は首を傾げながら扉を開くと、猫のような大きな眼を見開いた。 「……ティエリア・アーデ。何をやっている……。そ、そんな恰好で……」 目の前のミニスカサンタに一瞬で動揺する。 泳がせる視線の先にはティエリアの顔、露わな胸元、あられもない太腿と脚線美。 何処に目を遣っても正視するには刺激が強すぎた。 「フン、君はクリスマスも知らないのか。刹那・F・セイエイ」 「知っている。……異教徒の……祭、だろう」 「だったらサンタクロースは知っているな? これはミッションだ。 今日の俺はヴェーダの意思の元サンタクロース役を請け負っている」 お前の信仰など知ったことかと言い出しそうな柔らかさの一切ない口調で ティエリアは白い大きな袋を取り出す。 中にはプレゼントが幾つも詰まっているのが袋の外からも判った。 しかし、刹那は袋の中よりもそれを掲げているティエリアの方に意識が行ってしまう。 ティエリアは、自分を嫌っていると刹那は思う。 理由はたくさんあるだろうし、刹那自身が改善できることもあるだろうが無理なこともあるだろう。 だが、目の前のティエリアはなんだかキラキラして、とても綺麗に見えた。 「つまり、……受け取ればいいんだな」 袋の中身を受け取る時、手が触れてしまったら、と想像すると寂しくなる。 ティエリアの姿に心臓が少し動きを早めているというのに、彼は自分を嫌いなのだ。 それでも、ティエリアはそれを任務だという。そしてきっとその遂行以外は本当に興味がないんだろう。 そういうところは自分と似ているのに難しい。 「物分りがいいじゃないか。さて、君の靴下を探させて貰おうか」 「なに!」 ずかずかと音がしそうな勢いでティエリアは刹那の部屋に踏み入った。 その場でプレゼントを受け取ればこのなんとも言い難い空気が去ると思っていたのに予想を裏切られ、 刹那はティエリアの接近を両手を広げ阻止しようとした。 「待て、ティエリア」 しかし。 「あ」 ガッ、グラッ、びたーん。 歩き慣れないヒールのブーツに足が縺れ、ティエリアは盛大に転んでしまった。 「何をやっている、刹那! 君はどうしていつも……」 刹那の目の前で転んでしまったことにティエリアは羞恥を感じ、 その責任をティエリアの歩を邪魔した刹那に求めた。 きっと睨み付けた眼の下の頬は少し赤く染まっている。 「大丈夫か?」 刹那は手を差し伸べようとして愕然とした。 倒れたティエリアの、スカートが捲れ上がっているのだ。 「どうして君はいつもミッションの支障になることばかり……刹那?」 ティエリアは刹那の様子がおかしいのを察し、首を傾げる。 刹那の視線の先にはティエリアの小さなお尻があった。 それを包み込んでいるのは純白の、フリルとレースで構成された、 腰のところがリボンになっている……女物のパンツだった。 「ティ、ティエリア……女だったのか」 「は? 何を言っている、刹那・F・セイエイ。それより少し足を捻ってしまった。手を貸せ」 「ロックオンが見せてくれた雑誌やビデオの女は、そういうの穿いてた」 ティエリアが苛ついた表情で手を借りるのを諦め起き上がろうとするのを刹那は両手でティエリアの肩を押さえ、留める。 「ドキドキする。ティエリアが悪い」 「なっ、刹那! 何をするっ!」 刹那の下で抵抗するティエリアを見ながら、刹那は兄貴分のロックオンが教えてくれた情報を整理した。 クリスマスは異教徒の祭だから余り興味はなかったのだが、 ロックオンはそれをとても寂しいことだと嘆いていた気がする。 年に一度の聖なる夜に子供は素敵なプレゼントを貰えるし、恋人たちは一晩中、愛を語り合うのだ。 興味はなかった。 だが、酷く幸せそうな日なのだということはロックオンに伝え聞いただけでも理解できた。 そしてその夢物語のような出来事が今、目の前の現実としてあった。 けれどその幸せな夢は所詮は夢。ティエリアの嫌悪が胸に痛い。 しかし、刹那は夢を現実にする魔法の言葉を知っていることを、まさに天啓のようにひらめいた。 「ティエリア、これはミッションだ。ファーストフェイズ、開始する」 刹那の唇がティエリアの反論を封じ込めた。 掌に触れる薄い布地はすべすべとして触り心地がよかった。 刹那が今まで触れたことがある記事の中でも特別、気持ちのいい感触。 「ティエリアも、気持ちいいのか?」 刹那はティエリアの耳元に問いかける。 息が当たってティエリアはぶるっと身悶えした。 「あ、……は。そ、そんなわけ、あるか」 「嘘だ」 刹那は更にティエリアの尻を撫で回す。 小振りの双丘を掌で十分味わうと、次は谷間の窄まりに指を這わせる。 「ひゃうっ……馬鹿、やめっ」 触れた途端、ティエリアが上擦った声を上げ、ひくんとそこが反応した。 それが可愛らしく感じられて刹那は執拗に、ひくつく窄まりを布地の上から何度もなぞる。 こすこすと前後に擦りつつ、尖った指先を入り口に宛がい下着の布ごと穴に押し込んだりを繰り返す。 「ティエリア、気持ちいい?」 「や……っ」 耳に息が掛かるように囁く。 先ほどからそうするとティエリアが女の子のような声を上げることに気がついた刹那は、 時折、ティエリアの耳朶を噛んだり甞めたりしながら、わざと空気を孕んだ声で語りかけるのだ。 ちゅっ、っと音が出るように耳に唇と舌が触れる度にティエリアは真っ赤な顔で震える。 「素直になれ」 そういってティエリアを後ろから抱き起こす。 片脚を抱えて股を開かせ、スカートを捲ると純白の布地に覆われた下半身が現れる。 「見てみろ」 「くっ……せつな、なにを……」 刹那の視線の先ではティエリアの下半身が女性物の下着の中で窮屈そうにしていた。 今にも起ち上がった先端が飛び出てしまいそうになっている。 それをティエリアは見ようとせず、首をふるふると振るばかりだった。 その度に首元の金のベルがチリチリ鳴る。 「ティエリアのいった通りだった。女じゃなかったな」 ティエリアの手を掴み、硬くなったティエリア自身に触れさせる。 「あっ、当たり前だ……、ん」 布越しだというのにティエリアが触れた部分はじっとりと濡れており、 ティエリアは頭の中が一気に熱くなるのを感じた。 刹那はその下の柔らかい膨らみをふにふにと軽く握る。 「こっちも、ちゃんとついてる」 「……っ」 ティエリアは恥辱と屈辱に顔を歪めた。 頭の中に篭った熱は今にも涙になって零れてしまいそうだ。 同時に前の方にも痛いくらい熱が集中してきてしまっている。 けれど、これ以上、体の中の熱を外に出すことは耐え難いほど恥ずかしい。悔しい。唇を噛み締めた。 「俺のも触るか?」 刹那がまた耳元を狙って囁いてきた。 「やだ、やだっ……んう……っ」 とんでもない。そんなことをしたらきっと欲しくて堪らなくなってしまう。 そうしたら、刹那に何と言えばいい。素直に、ください? もしくは挿れろと命令か? 葛藤する間にも勃起したものに当てられた自分の手を上下させてしまいそうになる。 「いやだぁあっ……! やだ、いやだ……っ! ううっ」 想像でしかないのに自分の懇願する声がティエリアのプライドを傷つける。 胸が痛んだ瞬間、涙腺が熱を感じて水滴を散らした。 「ふ、あう……っ。ぃや……、うっ」 「わかった」 泣き出したのを悟られまいと顔を伏せて首を振るティエリアを刹那は両腕で抱き締める。 そして、一度耳元にキスをするとティエリアの熱く固まって遣り場なさげな屹立に手を伸ばす。 先走りでびちゃびちゃになったそこは何の抵抗もなくされるがままだ。 「え、あ……、駄目っ、せつな……っ。ひぁっ、あぅん」 「俺に任せておけ、ティエリア」 片手でしっかりとティエリアを抱いたまま、刹那はティエリアを愛撫する。 それに合わせてくねくねと腰を動かしてしまうティエリアは刹那に翻弄される屈辱に再び涙を噛み締めた。 なのに屈辱すら快感を増幅させているように感じてしまう。 「いや、……そ、んなのっ……ああん、ああっ! や、んっ」 程なくしてティエリアは刹那の掌の中に白濁を迸らせた。 「俺が嫌いか? ティエリア・アーデ」 「……刹那?」 面と向かって問われ、ティエリアは少し口篭った。 あんなことをしておいて、何を言い出すかと思ったら、である。 刹那は作戦の進行に障害となることが多い。何故彼がガンダムマイスターなのか、未だに疑問だ。 しかし、好きなのか、嫌いなのか、ティエリアは判別し兼ねていた。 そもそも好きということがよく解らない。ならば嫌いということもよくは解らないのだ。 生き物の形をしたものを食べることだけは生理的に受け付けないが、 刹那のことは生理的に受け付けないわけではない。 気に入らない、とは思うけれど。 意固地なまでの壁はあるけれど。 「別に、嫌ってはいない」 「……そうか」 ティエリアは嫌悪丸出しで自分を罵倒してくるに違いない。 そう思っていた刹那は胸の中が少し軽くなるのを感じた。 そのまま心のように少しだけ軽くなった腕をあげ、ティエリアを正面からゆっくり抱き締める。 刹那よりも背は高いのに筋肉が薄く、骨が当たる。華奢だな、と改めて思った。 刹那の体温を感じながらティエリアが沈黙を破った。 「任務だ。……君は気にしないで忘れてくれればいい。それよりも、だ」 真っ直ぐ見上げてくる刹那と視線を合わせないまま、ティエリアは白い大袋に手を伸ばす。 「本来は靴下に入れなければいけないんだが、君の靴下には少々大きいだろう」 プレゼントだ。 そういって刹那の前に取り出されたのは1/100エクシアのガンプラだった。 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お……、」 刹那の顔が輝く。 「俺がガンダムだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 異教徒で、しかも『いい子』などではない自分には聖夜の幸せなど関係ないと思っていた刹那は 先ほどティエリアに感じたのとは違う性質の胸の高鳴りに震えた。 ティエリアは歓喜する刹那に、次の任務があると言い残し彼の部屋を後にした。 2. ティエリアは自分がやってしまったこととはいえ、 濡れて気持ちの悪いパンツを捨ててしまったことを後悔していた。 時間は少しだけ遡る。 刹那の部屋での任務が完了したティエリアはセカンドフェイズに移行するため、ロックオンの部屋に移動した。 「メリークリスマス! 聖なる夜に介入する! プレゼント受け渡しのため部屋の開錠を要請する!」 そう呼び掛けると部屋の主であるロックオンの「入ってこいよ!」という声と共にガチッという開錠の音が響いて部屋の扉が開いた。 「おー! 色っぽいじゃないかティエリア! またミス・スメラギの見立てか? 流石だな」 部屋の中で髪に櫛を入れていたロックオンがミニスカサンタのティエリアを見て歓声を上げる。 ティエリアはそうだ、と短く答えた。 「そういう貴方こそ、随分とめかし込んでるじゃないですか」 「お? これか?」 指摘を受けてロックオンは羽織っているジャケットの裾を掴み、広げて見せた。 「クリスマス・イヴだろう? そりゃあ、天下のソレスタル・ビーイングだって聖なる夜は女の子と過ごすのさ」 「……プトレマイオスのクルーと? 呆れたな、ロックオン・ストラトス」 照れたようにふふ、と笑うロックオンにティエリアは肩を竦めて嘆息する。 「まぁ、相手はまだ子供だしな。ハメは外さねえよ、欲求不満は溜まるがな。それも醍醐味と思えば楽しめるさ」 「プトレマイオスの中でくれぐれも痴情の縺れだとか妊娠騒ぎは起こさないようにな。 誰が相手だとかは訊かないが誰であってもクルーであることに違いはない」 確かに、この限られた船の中で若い男女が揃っているのなら『そういうこと』があるのかも知れない。 ガンダム・マイスターとしての自覚さえ失わなければそれも構わないだろう。 いずれにせよ、興味のないことだ。 苦言を呈すティエリアにロックオンは、ハイハイと苦笑いを返した。 「なら、逢引き相手が待っているんだろう? こちらも任務がある。プレゼントを受け取って貰おうか」 「了解。よろしく頼むぜ、可愛いサンタさん」 刹那よりは話もし易いとティエリアは早速白い大袋を持ち出す。 所が、その時見えてしまったのだ。 袋の中身を確かめるべく屈んだティエリアのスカートの中からちらりと覗いたのは下着ではなく、 白い滑らかな双丘だった。 「なっ!!!!!!!!! お、お前っ、ティエリア!」 「何だ?」 ロックオンは見えてしまったものの意味を計りかねてあからさまに狼狽した。 それに気がつかないティエリアは不思議そうにロックオンを見つめたが、数秒経っても言葉がない。 仕方が無いので気を取り直し、眼鏡のブリッジを押し上げて作業を再開した。 「……ゴクリ」 これは一体どういうことなのか。 ロックオンはアレコレと思索を巡らせる。 ──コイツは服にも無頓着だし、もしかしたら下着を着ける習慣がないとか? いやそんな馬鹿な。 じゃあ何か? アレルヤや刹那と何かあったのか? いやいやいやまさかそんな。 だが、女の線はもっとないだろう、常識的に考えて! じゃあなんだ? もしかして俺を誘っているのか、ティエリア!!!!!!!!!! いやいやいやいや、そんな結論を急いでも仕方が無い! 俺にはあの子やあの子や地上に戻ったらあの子もいるし、あの子にも悪いだろう。 まさかそんな同僚の男となんて──。 尽きない堂々巡り。 その間にも凝らした視線の先ではチラリズム・ショーが繰り広げられている。 スカートが余りにも短すぎるのとフレアーが余りにふわふわとしているのと、 様々な要因がティエリアの股間及び臀部を危険地帯へと変えていく。 それに拍車をかけるのがストッキングとガーターベルトの存在だった。 黒いそれはティエリアの白過ぎる脚線を余りにも艶めかしく彩っている。 ゴクリ、ロックオンは再び生唾を飲み込んだ。 そう、彼は十も年下の少女と淡い交際を始めていたが、最低限の倫理として彼女と性交渉を持っていなかった。 自ら強いた倫理規定ではあってもそれは『生殺し』。 狭い船室と長い禁欲。大体ロックオンは性的欲求が強いか弱いかといったら完全に強い方なのだ。 そろそろ右手以外も恋しい頃。 「ティ、ティエリア」 「うん? もうすぐ出る。少し待て」 「もういいんだぜ、そんなに焦らさなくても。お前がこんな大胆なヤツだったなんて知らなかった……!」 ティエリアは赤い瞳でロックオンを見上げる。 異様な興奮に包まれているロックオンを見て、不思議そうに小首を傾げた。 その仕草がどうにも愛らしく、ロックオンの導火線に火を点けてしまった。 「狙い撃つぜ!! ティエリア!!!!!!!!!!!!!!!!」 「う、はぁっ……。あ……っ」 そしてティエリアは後悔している。 幾ら気持ち悪くとも、やはりこのミニスカートだ。下着くらいは着けておくべきだった。 長身のロックオンにあっさりとお姫様抱っこをされたかと思うと、ぽいっとベッドに転がされ、 あっという間に組み敷かれてしまい、あれよあれよとワンピースを剥ぎ取られてしまったのだ。 「どうだ、ティエリア」 「ど、どうって……」 ロックオンの指先がティエリアの乳首をくりくりと撫でる。 はじめは薄い胸の上でほんのり色付いているだけだったそこは刺激が加えられるごとに赤みを増し、 硬く形をはっきりとさせていた。 「感じるだろ? 凄く硬くなってる……こっちも」 右手で乳首を転がしながら左手は下の方へ。 「ほら、どうだ? 言ってみ?」 「あ、……う。解らない……っ」 こちらの方は敢えて扱き上げたりなどはせず、中指を裏筋に這わせたり焦らすようにカリ首をゆっくりと撫でたりするだけ。 ペニスに触れてくれるならまだいいが、気まぐれに内腿や下腹部、臍などを撫で回しなかなか核心に触れてはくれない。 それなのにティエリアは既にピンクの先端から透明の雫を溢れさせてしまっているのだ。 「解るだろ? 抓るたびにピクンってするぜ? こっち」 そう言ってロックオンはティエリアの首筋に口付けながら乳首をきゅっと優しく抓る。 甘い痛みと快感が下半身と脳に走ると同時にペニスがビクッと真っ直ぐに起ち上がった。 「あっ……はんっ」 それに合わせてティエリアも口からあられもない声を漏らしてしまう。 声を抑えようとしても舌先が硬直してうまく抑えられない。 お陰で口は半開きのまま舌をちろちろと覗かせて淫らな表情を作ってしまっていた。 ロックオンの指先は繊細で巧みでちょっとした動きにもティエリアは反応せざるを得なかった。 「凄いエロい顔してる。ちょっとしか触ってないのにな、ティエリア」 耳を甞めるぴちゃぴちゃという卑猥な音と囁きが耳元を掠める。 「ふ、あ……。やっ、くすぐったひ……」 唾液で濡れているため少しの空気の震えにすら敏感になってしまい、ティエリアはぞくぞくと鳥肌を立てた。 「じゃあ、痛いのがいい?」 「あふっ」 きゅうっ、乳首を捻り上げる。ビクン、と触れられてもいないペニスが跳ね上がる。 それを感じてティエリアは顔を赤くした。 「痛いのがいいんだな」 ロックオンが更に軽く爪を立てて抓る。痛みと同時に快感が背筋を駆け抜けティエリアは大きく背中を反らせた。 小さな乳首は真っ赤に腫れあがって血が出そうなほど充血している。 それと比例するかのようにぬらぬらと光る亀頭が赤みと熱を更に増し、腰が快感を求めるようにくねり始めた。 その様子にロックオンは知らず知らず、何度もごくり、生唾を飲み込む。 「ティエリア」 ロックオンがティエリアの臀部の割れ目に指を這わせながら囁く。 誘うように蠢くティリアの尻がロックオンの指を入り口まで滑らせる。 鵐に溢れているカウパーが尻にまで伝っており、指は抵抗もなくつぷ、と窄まりに飲み込まれた。 「ふ、あんっ!」 「やっぱり痛いのがいいんだ。じゃあ、もっとよくしてやるよ」 「やだ、っ……そんなことなひ……っ。あ、あああっ」 ロックオンの言葉にティエリアはかぶりを振りつつ反発したが、 ロックオンはティエリアのまだ余り慣らされていない後孔に指をもう一本増やすと強引に掻き回す。 グチュグチュという粘性の音とティエリアの上擦った嬌声がより音量を上げた。 ペニスは既にはちきれんばかりにガチガチの硬度を得、薔薇色に充血しきっていた。 淫靡な空気の中でロックオンもまた、自身を昂ぶらせスラックスの股間を大きくしていた。 もう耐えられそうにないな、と前のファスナーを下ろし、ティエリアの二回りは大きい怒張を取り出す。 それを目にしてティエリアの表情に怯えが浮かんだ。 「や……っ」 引き攣るティエリア。 ロックオンはその髪を宥めるように優しく撫でながらもティエリアが吐き出した粘液を巨体に塗りたくる。 そしてティエリアの両脚を掲げて腰を持ち上げると 垂れてきているカウパーでびしょ濡れの窄まりにそれを宛がった。 「ティエ……イイコにしてろよ」 「──ッッ!!!」 ズブッ! と、一気に奥まで貫かれティエリアは声にならない叫びを上げる。 「ッ、かは……っ。あ、ああ……」 全身が硬直し、目を見開く。強烈な異物感に息が詰まりそうだった。 内臓が圧迫され押し出されるように涙が頬を伝う。 ロックオンはティエリアに挿入したまま腰を大きくグラインドさせティエリアの中を味わった。 熱く窮屈なそこはロックオンにとっても久々のナマの肉体だった。 蕩けそうなほどに甘美なその感触に思わず感嘆を漏らす。 「ああ……、いいぜ、ティエリア。あったかいな、お前の」 「や、……ろっくおんっ、いうな……っ。はやく、……ぬけ」 か細い声でティエリアはロックオンの言葉の先を遮った。 はぁはぁと苦しげな息遣いも不安定で、睨みつけているはずの視線も何処か危うげに宙を彷徨う。 「はいはい。……俺も溜まってるからな、心配しなくてもそんなに保たねぇ」 苦笑しながらロックオンはティエリアの苦しげに喘ぐ口許にキスをした。 一瞬だけ舌を絡ませる。 離れる時にティエリアが物欲しそうな顔をした気がして、それがロックオンを余計に駆り立てた。 「堪らないな、お前は」 もう一度キス。唇が離れると同時にロックオンはティエリアの中のものを入り口付近にまで引き戻した。 「ふあっ、はぁああっ!」 排泄にも似たような体の裏側を異物が蠢く感覚にティエリアは仰け反り、慄く。 体に力が入らない、力を入れたらこの場で漏らしてしまうような恐怖に襲われる。 そんな場面はあってはならない、想像しただけで気を失いそうな恥辱。 ティエリアは耐え兼ねて小さく嗚咽を漏らす。 しかし、次の瞬間再び最奥まで貫かれ、その羞恥さえ消し飛ぶ衝撃が体を駆け抜ける。 今度は全身に力を込めて、衝撃に耐え凌ぐためにロックオンにしがみ付いた。 「いててっ、爪立てんな。俺はお前と違って痛いのは好きじゃないんだよ。しょうがねぇ。掴まってろ」 ロックオンはティエリアを抱き留めるとゆっくりとピストンを始めた。 突き上げられるたびにティエリアは内臓を圧迫され、あん、あんと意図せざる声を漏らす。 やがて不快だった引き抜く感触も、貫かれる苦痛も快感に変わっていくことに気がつく。 それを受け入れたくなくてティエリアはロックオンの背中により深く爪を食い込ませ、 頭の中から快楽を追い出そうと歯を食いしばり硬く目を閉じる。 だが意識すればするほど感覚は研ぎ澄まされて、 いつの間にかティエリアの頭の中は絶頂を求めることに支配されつつあった。 「は、あんっ。あふ、や・だぁ……っ。こんなのっ。……きもち、いい、なんてっ」 「はぁっ、はぁっ、……認めろ、ティエリア。お前は、こういうのが……っ、好き、なんだよ」 ロックオンの言葉にティエリアはふるふると首を何度も振って否定を表す。 けれどその言葉を否定するほど触れてもいないのにペニスから淫らな液体が溢れ出し、 アナルは快楽のために存在しているかのようにロックオンを貪ろうとより深く喰らいつく。 「やだ、……。ぃ、やだぁ……っ、や。いい、いいっ。……ひもち、ひぃ」 自分から積極的に腰を使い始めたティエリアにロックオンはスパートを掛ける。 ティエリアを抱き締めていた両手を彼の腰に回し、掴んで激しく前後させた。 支えを失い不安定になったティエリアは、ロックオンに掴まりはしているものの、がくがくと激しく人形のように揺さぶられる。 涎を垂れ流し、眼は虚ろで、性器だけが意志を持っているかのようだった。 「う、ティエリアっ。もう、でる……っ!」 ロックオンはティエリアの直腸にありったけの精液をぶちまけた。 それを感じてティエリアも大量の白濁を噴出する。 抱えられた下半身から放たれたそれは弧を描くと、ぱたぱたとティエリア自身の頬を、眼鏡を、口許を、髪を汚していった。 ぐったりと倒れたティエリアにロックオンは三度口付けて、その顔に零れている精液を更に肌に塗りこめていった。 そして耳元に囁く。 「ティエリアの、マゾ」 3. あの後ロックオンは逢引き相手との待ち合わせに遅れると相当に慌てながら、ティエリアと共にシャワーを浴び、 再びめかし込んで出て行ってしまった。 クリスマスプレゼントの中身もろくに確認をしていない。 プレゼントを渡すというミッション自体は完了したものの、中身を喜んで貰ったかどうかの判断は難しく、 ティエリアとしては不満の残る成果だった。 しかも予定時間を大幅に過ぎてしまっている。 ロックオンに脱がされていたので衣装を汚したり紛失したりすることは無かったが、 やはり下着を失ったのは重大なミスだったようだ。 女ものの下着など所持は当然していないし、誰かから借りるというわけにもいかないだろう。 結局、ミニスカートの中身は今もノーパンである。 意識し始めるとやたらとお尻がスースーして恥ずかしいし、寒くて不快だ。 「刹那・F・セイエイさえあんなことをしなければ、こんな目に遭わなかった! く、やはり彼は適性に欠けているとしか言いようがない!」 ティエリアは唇を噛み締めた。 残されたターゲットはアレルヤ。 ラストフェイズの開始である。 「メリークリスマス! 聖なる夜に介入する!」 ティエリアが開錠を要請するとアレルヤは満面の笑みでティエリアを迎え入れた。 「ティエリア! 丁度いいところに来たね! やっぱりクリスマスはひとりじゃ寂しいって、ティエリアも思ってたんだね」 「勘違いをするな。これは任務であって俺の意思は関係ない。寧ろ、俺はひとりで……」 どうやらアレルヤはひとりでクリスマスを祝うつもりでいたらしい。 ティエリアは任務の説明をしようとしたが、アレルヤはティエリアの手を引いてケーキの置かれたテーブルの前に座らせてしまう。 彼の話では最初、ロックオンとフェルト、クリスらと共にクリスマスを祝うつもりでいたらしい。 刹那は異教の祭に興味はないと言っていたので残念だが除外。 所がロックオンとフェルトは急用が入ったらしく、クリスとふたりで過ごそうかと思っていたらリヒテンダールの根回しがやってきたのだ。 曰く、クリスを誘いたいので空気を読んでくれ、と。 「ティエリアのことも誘おうと思っていたんだ。だけどなかなか君と話をする機会がなくて」 実際はクリスがティエリアがいるとなんとなく盛り上がれない、と漏らしていたので誘うのを躊躇っていたのだが、 アレルヤはそれを言うわけにいかない。 何とかひとり取り繕い、まったく、と苦笑する。 「構わない。俺はそういうことに興味がない」 しかし、アレルヤの苦しい気遣いもティエリアには必要のないものだったらしい。 「興味ないといいつつ、凄い恰好じゃないか。……とても似合っている」 アレルヤは目の遣り場に困ると嘯きながら、可愛いよ、とティエリアを褒めた。 「世辞はいい。この衣装は任務のために支給されたものに過ぎない」 「でも、ティエリア。折角だ、君も任務を楽しんだ方がいいと思うな。 これは誰かを殺すとか、武力介入するとか、そんな不穏当なミッションじゃないんだし、さ」 ティエリアはアレルヤの配慮と優しさに溢れた言葉を右から左にスルーして任務についての説明をした。 経験上、アレルヤという人物は放っておくと何時間でもひとりでしゃべり続けるのだ。 「つまり、俺は君にクリスマスプレゼントを渡せはそれで充分ということだ」 ティエリアは疲れていた。精神的にも、肉体的にも疲弊している状態。だからこそ任務を終わらせ、早くひとりになりたかった。 白い大袋の中のプレゼントはあとひとつ。迷う必要すらない。 ティエリアは袋の中の品物をさっと取り出すとアレルヤに靴下を取り出させ、プレゼントの先端を無理矢理に突っ込んで手渡した。 「わぁ! ティエリア、ありがとう! か……可愛い」 アレルヤへのプレゼントはマルチーズの写真集だった。 「礼には及ばない。これでミッションコンプリートか、帰還する」 「え、もうこれで完遂なんでしょ? じゃあ少し遊んでいこうよ。 楽しいクリスマスを提供することも、サンタクロースの大事な役目だと思うな」 あくまでも冷徹に任務遂行を優先するティエリアをアレルヤは引き止めた。 ケーキを作り、みんなで過ごすためのゲームも楽しみにセレクトしたのだ。 このままティエリアすらも逃してしまうのはアレルヤにとって寂しすぎることこの上なかった。 まるで本当にサンタクロースに逃げられてしまうみたいだ。 「仕方が無い。ならば少しだけ相手をしよう」 ティエリアは疲れてはいたが、 アレルヤが刹那やロックオンのように色欲に流されたりはしていなさそうなことを確認すると、 目の前のクリームの塊を食べてから帰還しても悪くはないような気がしてきた。 まだ24時前、遅くなったとはいえ24日は終わってはいないのだ。 「ありがとう!」 アレルヤは心底嬉しそうに感謝を述べると照明を少し落とす。 テーブルの上には可愛らしいポットに入ったキャンドルが置かれていた。 ライターで火を灯すとステンドグラス細工のポットを透かしてゆらゆらとあえかな光が部屋に広がる。 キャンドルの光を受けたティエリアが本当に綺麗で、アレルヤは幸せな気分に満たされていくのを感じた。 確かにみんなでパーティをできなかったのは残念だ。 だが、お陰でこんなに綺麗なティエリアを独り占めできる。 「何を見ている」 これでティエリアがムスっとした表情を少しでも綻ばせてくれれば言うことはないのに。 「ははっ、なんでもないよ。じゃあ、始めようか」 アレルヤは心の中の声を閉じ込めてスパークリングワインのコルクを引き抜いた。 ポン! と景気のいい音が部屋に響き、ささやかなパーティの開始を告げる。 「メリー・クリスマス!」 「メリー・クリスマス」 乾杯を促すアレルヤにティエリアはぎこちなく応えた。 「……なぁんてなああああ!!!!!!!!!!」 「!!!!!!!!!」 突如、アレルヤのものとは思えない狂喜の叫びを聞いてティエリアは目を見開く。 驚いている間にアレルヤは恐ろしいスピードでテーブルを乗り越え、ティエリアに掴みかかってきた。 いつもの彼からは想像もつかないほど荒々しい行動にティエリアは混乱するばかりで思考が追いつかない。 「アアアレルヤぁぁああ! そんなんじゃ性なる夜とは呼べねえよなぁあああっ!!!!!!!!」 「ア、アレルヤ……?」 椅子から不自然な体勢で転ばされて軽く打撲したティエリアは痛みを堪えながらアレルヤを見上げた。 その眼は穏やかだったシルバーグレイではなく、獰猛な金に爛々と輝いている。 「ヒャハハハ! 誰だっていいだろう。てめえを犯す人間、いや、バケモノか! それに名前が必要かぁ?」 「君は……アレルヤ・ハプティズムじゃない!」 ガッ! 否定を叫ぶティエリアの腹部をアレルヤは爪先で軽く蹴り上げた。 衝撃を受けてティエリアは後方に跳ね飛ばされる。眼鏡が床に落ちた。 倒れたまま鈍い痛みが走る腹を抱え、背中を丸め咳き込む。 「ぐッ! うぐ……ゲホッゲホッ!」 「生意気なヤツだな。別になんだっていいって言ってんだろうが! そんなに名前が必要なら名乗ってやる。俺はハレルヤ。 アレルヤ・ハプティズムの本性ってヤツだ」 ハレルヤはティエリアの前髪を掴むと無理矢理に顔を向けさせた。 真紅の瞳が敵意を孕んできっとハレルヤを睨みつけている。 「アレルヤ、お前、こんないい獲物が目の前にいるのに一人じゃなにもできねぇとはなぁ。 しかもなんだ? こんな恰好して! 大事なところも丸出しじゃねえか!」 指摘されてティエリアははっと、捲れ上がったスカートを抑え、頬を染める。 それを見たハレルヤは舌なめずりをし、スカートを抑えるティエリアの両手を片手で掴み上げた。 「今更隠すんじゃねえよ。うん? てめえだってソコ、弄繰り回して可愛がって欲しいんだろうが」 もう片方の手でティエリアの顎を掴むと顎の先から頬、目許までべろりと舐め上げる。 不快感にティエリアは寒気を感じ、硬く目を瞑った。その様子をハレルヤはクク、と嘲笑する。 「そうだ。抵抗を封じたら素直になるかも知れねえなぁ」 「な、何をするっ!」 「訊くのか? 解るだろう?」 ハレルヤはティエリアをベッドの上に放ると、彼の上に馬乗りになり、 手早く四肢を広げた形に支柱に拘束してしまった。 「く、こんなことをして! 卑劣だとは思わないのか、万死に値する!!」 「股おっぴろげて、まだそんな生意気抜かすのかよ。流石だなぁ、ティエリア」 言いながらハレルヤはティエリアのスカートを指先で摘むように捲り上げる。 露出したペニスは、しかし萎えてはおらず、寧ろ若干上を向いているように見えた。 「なんだ? お前縛られて感じてるのか……。偉そうにしてて実は変態様でしたってか! ヒャハハハ!」 「……っ!」 ティエリアはハレルヤの言葉と笑い声と、何より自身の体に怒りを覚えながらも屈辱に顔を歪めた。 ハレルヤは面白がってティエリアのペニスを掴み、扱き始める。 脚を閉じることもできず、できる抵抗といったら目を背けることくらいだった。 「っ、んっ……く、ん」 感じないように、声を漏らさないように、必死で耐える。 しかしハレルヤの陵辱はエスカレートするばかりで終わりが見えなかった。 ペニスを掴まれた手が上下する度に荒い吐息を漏らしてしまう。 そればかりか溢れ出てきた液体によってグチュグチュという淫らな音までもが部屋に響いていく。 高潮した顔を覆いたくても両手が動かせず、ティエリアはいやいやと頭を振った。 その様子をハレルヤは嗜虐的な笑みで見下ろしながら、空いている手を自分のズボンのファスナーに掛けた。 「気持ち良さそうじゃねえか。そろそろこっちも奉仕して貰うぜ」 動けないティエリアの顔にハレルヤのペニスが押し当てられる。 今日はまだシャワーを浴びていないのか、ツンと、汗とアンモニアの混ざり合った性器特有の匂いが鼻をついた。 「歯は立てるなよ? うまくやらないと……俺は短気だからな」 だが、ティエリアは口を開こうとしない。 短期だといいつつハレルヤは面白そうにティエリアの顔にペニスを擦り付けながらティエリアを弄ぶ。 先走りがぬらぬらとティエリアの秀麗な顔を汚し、性臭も強くなっていった。 「ん……んぐぅ」 耐え切れずティエリアはついに口を開くと、ハレルヤのものに震える舌を這わせた。 ロックオンのものよりも少し小さいがハレルヤの方が熱く、硬い。 凶暴なそれは大きさ以上にティエリアの口腔を圧迫し、呼吸を妨げる。 「ふぐっ、ん」 「しっかり咥えてるんだぜ?」 ハレルヤはくく、と笑いながら再びティエリアの性器に手を伸ばした。 右手で亀頭を握り掌が滑るままにぐりぐりと撫でまわしながら、左手は睾丸の影でひくつく菊門に触れる。 ハレルヤの指先が触れた途端にティエリアの体が小さく跳ねた。 「なにぃ? 後ろもイジって欲しいって? 随分な淫乱野郎だなおい」 ハレルヤはぺろりと中指の先を舐めると、ティエリアの赤く色付いた窄まりに押し当て、ゆっくりと挿入する。 「んぅう、……んうっ。んんー!」 口を塞がれたまま下の口まで侵されて閉塞感と共に強くなる快感にティエリアは高い呻き声をあげた。 もっと奥に欲しい。そんな思いが過ぎって首を振る。 粗雑な乱暴者の、品性のないいやらしい 卑劣なハレルヤに好きなようにされているのにも拘らず、確実に快感だけは高まっていく。 そのことにティエリアは失意を禁じ得なかったが、身を委ねてしまうことは許されざることだった。 そんな葛藤に構わずハレルヤは指をずぶずぶと奥に進める。 「お? なんだこりゃ」 突然、ハレルヤが頓狂な声を上げた。 「おいおいおい、ケツからなんか出てきたぜ?」 先ほどロックオンに大量に注ぎ込まれた精液が逆流してきてしまったのだ。 きたねぇなぁ、と意地悪く大袈裟に引いてみせるハレルヤ。 知らされてティエリアは一瞬頭の中が真っ白になる。 脳が空白から意識を取り戻すと同時にもう駄目だ、と恥辱に涙腺が緩みそうになった。 だが、此処で泣いてしまったら傷ついたプライドは崩れ落ちてしまうだろう。 涙を零さないようにぐっと堪えた。 しかし、ハレルヤはサディスティックな表情でニヤニヤと笑いながら、咥えさせていた自身を引き抜く。 そしてベッドから降り、スパークリングワインの瓶を手に取った。 「……! な。なにを……」 「そんなもん、お前。掃除に決まってんじゃねえか。ヒャハハ!」 掃除、と聞いてティエリアは一瞬何のことか解らず、赤い瞳をきょとんと丸くした。 だが、瓶の口を親指で押さえ振るハレルヤの意図に気がつくと 羞恥で紅潮していたはずの顔を蒼白にして引き攣らせる。 「や……やめろ、そんなっ! 無理だ……っ」 「ほーら、乾杯だ! メリー・クーリスマース! ヒャーハハハハハハハ!!!!!!!」 瓶の口が押し当てられ、次の瞬間冷たい噴射と共に異様な熱がティエリアの体を貫いた。 ブシャアアアッ! 迸る炭酸を孕んだアルコールが飛沫を上げながら直腸を駆け抜け、内臓を蹂躙する。 「ひ、ああああああああああああああああっ!!!」 目を見開き、紫の髪を振り乱して叫びを上げてのた打ち回るティエリア。 顔を歪ませ苦痛から逃れようと四肢を振り暴れる。 きつく拘束された手首足首を余計に強く縛り上げるだけでベッドを揺らす効果くらいしか得られないが、 そんなことを考える余裕はなかった。 「ううっ、あああ……っ。うっ、あっ。あ……う。は、あはっ。はぁ、はぁっ」 瓶の中身が尽きたあとも焦点の定まらない瞳を泳がせながら嗚咽を漏らし、 最早堪えるどころではなくなった涙を止め処なく流す。 しかも粘膜に直接吸収されたアルコールが体を廻り、急速に酩酊が脳を襲う。 異常な動悸が心臓を壊してしまいそうだった。 「おいおいおい、もうダウンか。冗談じゃねえ、まだこれからだろう? ティエ…リア」 それを小馬鹿にした笑みで見ていたハレルヤだったが、不意に、表情を変える。 「ハレルヤ! もうやめるんだ、こんなこと」 「邪魔すんなよいい所なのに。俺はお前がやりたくでできないことをやってやってんだぜ?」 金の瞳で宙を睨みながらハレルヤは怒っているような、宥めるような、不機嫌な声で言葉を続ける。 「それでも、良くない。やめてくれ!」 「……ち、わぁったよ! お優しいアレルヤ様には敵わねえな! 偽善者が!」 ハレルヤの瞳から獰猛な黄金の輝きが一瞬、前髪に隠れる。 「ああ……。ごめんね、ティエリア。一緒に過ごしたかっただけなのに」 荒く息を吐きながら虚ろな様子で倒れているティエリアの拘束を解きながら、アレルヤはティエリアに何回も謝った。 その目はいつもの穏やかな銀色の光を湛えていた。 「アレルヤ・ハプティズム……」 アレルヤがせめて汚れてしまった体を拭いてやろうとティエリアを抱き起こした時、 唐突にティエリアが口を開いた。 「気がついてたの? ティエリア」 「……体が、あつい」 意識を取り戻さなかったらどうしようと危惧していたアレルヤはほっと胸を撫で下ろしたいところだったが、 ティエリアの様子がおかしいことに気がついた。 覗きこんだ瞳に剣呑な光が浮かんでいる。 「だい、じょうぶ? うわっ」 ティエリアの手がアレルヤの股間に伸びた。 アレルヤはびっくりして手を払いのけたが、しかしティエリアは執拗にアレルヤのズボンを引っ張る。 「だ。駄目だよティエリアっ」 ズボンを抑えながらアレルヤは制止するが、ティエリアは小首を傾げ、 赤い顔で『何故?』とでもいいたそうな表情をした。 それが妙に可愛らしく、色っぽい。 「酔っ払っているの?」 そういえばティエリアの白く透き通る肌が今はピンクに染まっている。 アレルヤがズボンを抑えて離さないことに業を煮やしたティエリアは、 むすっとした顔で今度はアレルヤの股間に頭をうずめた。 ファスナーを下ろすこともせず、黒い布地の上から唇でなぞり、熱い吐息を吹き込み、甘噛みする。 「あむ……ふ、ん」 「駄目だって……まったく、君は」 そういいつつ、アレルヤはズボンの前を確実に大きく膨らませる。 その先端に口付けをしながら、ティエリアはアレルヤの手を掴み、自らの股間に導いた。 酩酊に火照っている皮膚以上に熱く、硬く主張するティエリア自身をアレルヤは戸惑いがちに指で触れる。 「んっ」 ビクッと震えてティエリアはアレルヤを見上げる。 半開きの唇から赤い舌を覗かせぬらぬらと光って、とろんとした大きな赤目は色欲に潤んで。 白い頬に汗で紫の髪が貼りついて、それがなんとも言えず艶めかしい。 「ティエリア、解った。一回だけだよ」 アレルヤは困ったように頷くと、ベルトに手を掛けた。 カチャカチャと鳴るベルトの下でティエリアがファスナーを咥え、ジー、と下ろす。 ぶるん、と震えて姿を現したアレルヤのペニスにティエリアが舌を這わせようとすると、 アレルヤはティエリアの髪を撫でて顔を上げさせた。 「そんなことしなくてもいいよ。君の顔が汚れる」 そしてティエリアの目許に口付けると、両手で彼の陰部を攻め始める。 ティエリアの陰茎も後孔も触れるたびにグチュグチュと音がするほど、既に濡れそぼっていた。 入り口を粘液を纏わり付かせた指で弧を描くように撫で回しながら解すと、 ティエリアの方から腰を落として指を飲み込もうとする。 その貪欲さにアレルヤは、再び『まったく』と嘆息すると、指を突きたて、ゆっくりと挿入していった。 「あ、……あ、あ。……ふ。……、あ」 びくびくと震えながらティエリアはアレルヤの厚い胸にしがみつき、小さく高い声を漏らす。 「指、増やしても大丈夫?」 「……だ」 微かな声でティエリアが訴える。 「なに? 聞こえないよ」 「指じゃ、やだ」 頬を染めて目を逸らしながら懇願するティエリア。 それを見てアレルヤは少しだけ意地悪をしたくなってしまう。 ハレルヤは引っ込んだはずなのにな、と自嘲しつつもティエリアの反応が見たくて言葉を続けた。 「じゃあ、なにがいいの?」 「……く。言わせるのか」 困ったような怒ったような顔をしてティエリアはアレルヤを睨む。 「…………っ」 「わかった、言わなくていいよ。ごめんね、意地悪をした」 アレルヤが柔らかく笑う。ティエリアは少し、悔しさを感じてぷいと横を向いた。 その耳元にアレルヤは囁く。 「じゃあ、自分で入れて御覧」 ティエリアの手を引きながらアレルヤが仰向けに転がる。 引っ張られてティエリアはアレルヤの上に跨った恰好で固まった。 「ティエリア」 「わかっている!」 促されてティエリアはアレルヤの屹立に腰を落とした 「く、ン……!」 「う……ティエリアっ。……はいった、ね」 結合したまま体内のペニスの感触を確かめているティエリアの汗の浮かんだ額をアレルヤは撫でる。 「……だまれ……っ。動くぞ」 宣言してティエリアが腰を浮かせ、下ろす。 その度にぱちゅんぱちゅんと水音が響き、淫猥な空気が部屋を満たしていく。 「あ。はんっ、はんっ。ん、あん」 内臓が押し上げられ肺に篭った空気と共に声が押し出され、 あられもない声がティエリアの口から呼吸とともに発せられる。 快楽の高みを目指し一心不乱に腰を振るティエリアにつられ、 アレルヤもまたティエリアを突き上げずにはいられなかった。 ふたりの肉と肉の間、粘膜と粘膜の間にはどちらのともつかない粘液が溢れ、 糸を引き、弾けて雫と飛ばす。 弾む息も嬌声も渾然一体となって絶頂へと駆け上がっていく。 「あ、あっ、……いく、いくっ」 「ティエリア、いいよ……いっていいよ」 ティエリアの体が一瞬硬直し、ふるっと震えた。 アレルヤの逞しい胸に白濁を吐き出しながら、恍惚とした表情を浮かべる。 そのあまりにも妖艶な姿を見てアレルヤはティエリアから自身を引き抜く間もなく、精を放った。 そして、そのままティエリアはアレルヤの上に崩れ落ちると、 すぐにすーすーと寝息を立て始めてしまった。 5. 「おら、おきろーーーーーーーーーーー!!」 「刹那・F・セイエイ、介入行動を開始する!!!!!!」 「わああああああああああああああ!!!! なななななななな、なんなんだ君たちはっ!!!」 突然の武力介入にアレルヤは頭を抱えてベッドから跳ね起きた。 頭に大きなたんこぶが生えているのが解る。 涙を噛み締めながら見上げた先には刹那とロックオンが腕を組んで仁王立ちしていた。 「ちょ、ロックは!? 鍵かけてあったはず?」 もう何がなにやら解らない。 何を質問していいかも解らないアレルヤはドアとふたりを交互に見ておろおろしている。 「そんなもんハロに掛かれば数秒だ」 「そんな馬鹿な! ていうか、なんでふたりとも、此処に?」 やっと本来質問するべきことに辿り着いたアレルヤにロックオンがにたぁ~っと意地の悪い笑みを浮かべる。 「さっきティエリアが凄い悲鳴上げてたろうが。心配して様子見にきてみたら……お前~」 「す、凄い悲鳴?? ハ・ハレルヤがでてた時の??? じゃあ、何? それから見てたの??」 死ぬほど動揺しながら問うアレルヤにロックオンは腕組みをしたまま、うんうんと首肯した。 「アレルヤはずるい。俺もそこまではやっていない……」 刹那が恨みがましい目付きで睨んでいる。 聞かされた事実にアレルヤは真っ赤になって真っ青になって精神崩壊した。 「コイツはほっといて、おい刹那。お姫様を起こしてやろうぜ」 「了解」 「おい、ティエリア。そんな恰好で寝てたら風邪引いちまうぜ」 「替えの服。貰ってきておいた。パンツも」 汚れたワンピースのまま横たわるティエリアは目を擦りながら、心配そうに覗き込んでいる刹那とロックオンを見た。 「君たちは……。いけない。任務がまだ。今何時だ? 24時は」 ティエリアははと気がついて、慌てて時間を確認する。 「地球時間のグリニッジ標準時ならもう、回った。25日だ」 「なんてことだ!」 24日中にこなさなければならないミッション。 既にコンプリートしているとはいえ、まだ作戦室に帰還はしていない。報告もしていない。 「くっ……。これと言うのも君たちが、君たちが余計なことばかりするからっ!」 俯いてヴェーダ、ヴェーダと呟くティエリアの頭を刹那がぽんぽん、と、優しく叩いた。 それをティエリアは爪を立てて払いのける。 「おいおい、ティエリア。刹那に八つ当たりすんなよ。もう任務は完遂しているじゃないか。よくやったぜ」 「しかし、完全とはいえないっ」 労いを拒否してティエリアは再び俯いてしまう。 「ティエリア・アーデ」 そのティエリアを覗き込みながら、刹那は1/100エクシアを懐から取り出す。 「プレゼント、俺は、嬉しかった」 刹那の真っ直ぐな瞳が目を逸らすことしかできないティエリアを射抜く。 「だってよ。それでいいじゃねえか。お前はサンタだろう?」 「俺が選んだわけじゃない……」 「関係ないだろ! さあ、さっさと体洗って着替えてこい! その間に片付けするからさ。刹那、手伝ってやれ!」 いつまでも項垂れているティエリアをロックオンが強引に引っ張り、抱き上げて刹那に押し付けた。 刹那は頷くと、ティエリアの手をしっかりと掴みバスルームに連れて行く。 「そしたら、パーティだ。みんなでクリスマスしたかったんだろ? アレルヤ」 部屋に残ったロックオンは廃人のように真っ白になっているアレルヤに向かってウィンクをした。 6. 翌朝、オペレーションルーム。 ティエリアは眠い目を擦りながら、スメラギに報告書を提出した。 「昨日は随分遅くまで遊んでたみたいじゃない。私の危惧も取り越し苦労だったかしら」 報告が遅れたというのにスメラギはいやに上機嫌でティエリアは首を傾げる。 そうしている間にヴェーダから次の指示がもたらされた。 「あら。ティエリア」 「はい」 「ヴェーダの評価はかなりいいわよ。やはり、このミッションは貴方に相応しかったみたいね」 ティエリアはまた不可解そうに眉間に皺を寄せたものの、 ヴェーダから高評価を受けたと聞き、悪い気はしなかった。 「そこで」 「次はお正月に、マイスターズにお年玉を配ってもらいます! 支給されるコスチュームは、私の予報だと『巫女服』ね!」 モニターに肩と腰の部分の露出がやけに多いデザインの巫女服が表示される。 それを見てティエリアは眼鏡のブリッジを押さえ、内心、溜息をいた。
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アレルヤ×ティエリア(女体)(メイドコスプレ) 「お帰りなさいませご主人様」 とてつもなく、棒読み。 「……ティエリア?」 久々にトレミーへの帰還を果たしたアレルヤだったが、対処に困ってその場に棒立ちになってしまう。 なにしろ。 無重力下にふわりと広がる黒のワンピース。裾には控えめだがたっぷりとした白のレース。糊のきいた大きな白いエプロンは、実用とデザインを兼ね備えた美しさだ。細いウエストに大きくリボン結び、胸元にもレースをあしらった大きなリボン。 「なんでそんな格好……」 「聞くな」 メイド服。ええと、かれこれ400年ほど前にAEUのどこだかで家事使用人が制服としていた衣装だったか。 「どう、可愛いでしょう?」 隣には、なぜかとっても得意げなスメラギの姿があった。こちらはいたって普通の服装だ。 「ティエリア(♀)ったら、忙しいからなんて言い訳して、ハロウィーンイベントを欠席したのよ?」 ……あんたの命じた任務だったろうが!? と、声に出して反論できるアレルヤではなかった。ティエリアは反論する気も失せたか、このうえない不機嫌顔で黙っている。見れば頭には白いヘッドドレス。完璧だ。 「だから罰として、しばらく私の目を楽しませなさいって言ったの」 「……ハレルヤ」 「……命令だから仕方ない」 どう説得したのかと思ったらそういうことか。全く、スメラギさんは凄腕だ。 そんな格好で艦内移動用のバーを掴まないでほしいんですが。 ついでに、前を行かないでほしいんですが。 スカートの内側は真っ白いレースが密集しているせいでよくわからないが、 脚はこまかい編み目のストッキングで覆われている。 白い肌に黒い編み目が映えて……だから、どこまで完璧なんだ。 アレルヤはとりあえずティエリアの後を追った。 「不本意だが、ヴェーダだって艦内のレクリエーションには参加しろと言っているし」 「ティエリア……」 「煩い、話しかけるな」 その態度でなんのレクリエーションだよ。と、アレルヤの頭の中で ハレルヤがツッコミを入れた。 「黙っていた方がよさそうだよ、ハレルヤ」 「何か!?」 「いやその」 やっぱりティエリアは不機嫌なようだった。 どこまで行くんだろうと思ったらティエリアはアレルヤの私室の まえで止まった。率先してドアを開けてくれる。どこまでこのレクリエーションとやら が続くのだろうと思いつつ、アレルヤは部屋に入った。 こほん、と一つティエリアが咳払いをした。 「あー……一時間、ご主人様にお仕えさせて頂きますティエリアと申します」 やっぱり棒読みだった。 「いや……どういうことだい?」 「質問禁止」 「いやその」 「だから何かして欲しいことがあったら言え」 ティエリアは勝手に椅子を引いてどかっと座った。足を組む。 「早くしろ」 ……どうしろと。 「つまり、僕がなにか頼んだら、君がそれをやってくれるってことかな」 「だからそう言ってる」 「ふぅん」 なんだか面白い事態になってきたな。と、ハレルヤが囁いた。 「そうだね、ハレルヤ」 「そこ!いちいち相談するな!」 「そうだね。相談するまでもないかな」 なにしろ、一時間もあるのだ。アレルヤは自分も椅子を引いて、 ティエリアの正面に座った。 「立って」 無言で、ティエリアが席をたった。 「スカートの裾、つまんで」 しかめっ面のまま、それでも自分の言葉にティエリアが従う。 なかなか無い体験だ。 「めくってごらん」 一瞬の躊躇ののち、やはり。 「一番上だけじゃなくて、下のレースも」 きり、と歯を食いしばる音が聞こえた気がした。 ……これは1時間後がちょっと怖そうだ。 しかしティエリアは黙ったまま、ペティコートをぐっと掴んだ。 持ち上げられる。ストッキングはご丁寧にガーターで吊られていた。 真っ白なふとももにベルトが食い込んでいる。 「そのまま」 ガーターの上から穿いているレースの下着をそっと引っ張る。 「なにする、っ」 「動かないで。何でも言うこと聞くんじゃなかった?」 黒の下着ごしにそっと敏感な部分を指で撫でる。 「今日の下着はいやらしいね」 「……衣装の一環だ、って……ん」 「穿いててドキドキしたんじゃない?」 「しな……ぅ、ふ」 「だってここ、もう濡れてるよ」 「触るからだっ」 「じゃあ触らない」 代わりにふぅっと息を吹きかけると、もじもじと脚をすりあわせた。 「やめろ、っ」 かまわず、アレルヤはそっと下着を下ろしていく。 「恥ずかしい染みができてる」 「止めろと言って……んんんっ」 もう一度息を吹きかけると、びくりと全身を震わせた。見上げると、 頬を真っ赤に染めてうつ向いているティエリアと目が合う。 「そろそろ口調も改めて貰える?」 「調子に……乗るなっ」 「一時間なんでも言うこと聞くんでしょう?言い出したのは君だよ、 ティエリア」 「う……」 どうもティエリアには、望んでかどうかに関わらず自分の言ったことに 縛られる癖があるようだ。それを利用する自分も大概人が悪いなと 思いながら、アレルヤは追い打ちをかける。 「ご主人様にご奉仕するんじゃなかったのかな」 小さな口をアレルヤのペニスが出入りする。 「歯は立てないでね」 「ふ……ふっ……んく……っ」 頬を染め、眉をしかめて、じゅぽじゅぽと水音までたてて。 イヤイヤやっている、にしては……。 「上手いね。どこで覚えたの」 「うー……」 煩い、とでも言うつもりだったのか。 「そろそろご褒美あげようか」 肩をつかんで止めさせ、緩んだ口元をそっと撫でる。眼鏡越し とろりと潤んだ赤い瞳は、それでもじっとアレルヤを見据えていた。 この気の強さには敬服せざるを得ない。 「好きにしろ」 ほら。 これはもう、痛い目みないと分からないのかも知れないね、ハレルヤ。 内心でそう呟いて、アレルヤはティエリアを抱き上げ、自分のベッドに転がした。 ふわふわのスカートがシーツに大きく広がる。 「ご褒美、ほしい?返事して」 「だから、好きにしろと言ってるっ」 目を潤ませ、頬を赤くして言うことじゃないのに。 お言葉通り好きにさせてもらうことにして、アレルヤはスカートを めくりあげる。……下着をつけていないティエリアのそこがぐしゃぐしゃに 濡れて、レースやストッキングに染みをつけていた。 「このドレス、借り物なのに汚しちゃったね」 「誰のせい……」 「人のせいにするのはよくないよ」 脚を開かせ、濡れた部分をくちゅくちゅといじる。下唇を噛むティエリアに 濡れた指を見せつけた。 「君のだよ。舐めて」 「う……っん」 噛んだせいで唇がいつもより赤くて、まるで化粧をしたみたいに見えた。 指を舐められるのもペニスを舐められるのと同じくらい気持ちいい。 「おいしい?」 指を抜いたら物欲しそうに見えたのでそう聞いたら、睨まれた。 キスをする。逃げられたので顎を掴んでもう一度。 「はい、これ持って」 そろそろ鬱陶しくなってきたレースやなんかをひとまとめにしてティエリアに 持たせる。そうして、濡れそぼったティエリアに準備万端な自分のペニスを押し当てた。 さして抵抗もなく、ぬるりと飲み込まれる……が。 「ふ、ぅぁあっん」 服をつかんだ指からシーツをすべる足先まで、ティエリアの体が細かく震え、のけぞった。 「まさか挿れるだけで、いった?……ティエリア」 「ん……」 そんなことはないといいたげに、ふるふるっと首を振るティエリアに、 アレルヤはさらにたたみかける。 「中、ひくひくしてる。いったんでしょう。服脱いでないくせに。 挿れただけで。なんで?いつもと違う格好してるから?それともお留守番が そんなに寂しかった?」 「やだ……やめ、っ」 ティエリアの白い頬につうっと涙がつたう。それをぺろっと舐めとって、 アレルヤは耳元にささやいてやった。 いや。違う。 「なんだ。やっぱり淫乱なんだな、お前は」 「ちが……」 ティエリアにもわかったらしい。顔にすこし怯えに似た色が走る。 「なら、止めるか」 『ハレルヤ』は、鼻で笑うと、体を離そうとした。 「う」 ……首を振るだけで、まだ許して貰えると思っている。 どれだけ甘やかされているんだか。ハレルヤは内心でぼやいた。まったく、 アレルヤに限らず、ここの連中は全員頭がどっかおかしい。こういうタイプは、 どっちが上かをわからせておかないと際限なくつけあがるというのに。 「じゃあ言え。どうしてほしいのか、具体的に、だ」 「どう、って」 「お前がいま俺にやって欲しいことを言えよ。そうだな…… ぐじゃぐじゃに突いて早くもういちどいかせてくださいご主人様、とかだな。 当たってるだろう?」 「ちが……うっ」 声が裏返っている。見ろ、甘やかされすぎて退き際を見極められてないだろうが、 こいつは。 「達ったろ?さっき。こんな仮装してこんないやらしいストッキング穿いて、 男のコレ舐めまくって入れて欲しくて仕方なかったんだろう?」 「う……」 「もっとしてほしいんだろう?言え」 赤い瞳がまばたきするたび涙がこぼれる。 「泣けば許されると思ってるのか」 「泣いてな……」 「じゃあ言えよ」 ハレルヤはゆるく、腰を動かした。もどかしげにティエリアの腰も揺れるのを見て、 鼻で笑う。 「ほら。言えよ」 「う……」 「言えよ。命令は聞くんだろ」 今のティエリアにとって「命令」は逃げ道だろう。 「あ……はや、く……」 「早く、なんだ?聞こえないぞ」 思った通り、ティエリアの唇が動き始める。 「はやく、もういちど……ぃかせ、て……ください」 繋がったところがひくひくと蠢いている。言わされている言葉に酔っているのが まるわかりだった。 「ふん。いいだろう」 ……君も甘いんじゃないか。アレルヤが苦笑する気配がした。それを無視して、 ハレルヤは乱暴な抽挿を開始する。ストッキングに包まれた脚が逃げるようにばたつく。 細いウェストを掴んで、強引に引き寄せた。ティエリアは自分のスカートに顔を埋めて、 嬌声とも泣き声ともつかない声をあげた。 「気持ちいいのか」 「あ……ああ……んぅふ……ぇ」 「気持ちいいならそう言え。命令だ」 「う……きもち……ぃ……きもち、っ、…れるやぁ、ん、っ」 レースの衣擦れの音がうるさくて、最後はよく聞き取れなかった。が、 ハレルヤには、そしてアレルヤにもそれで十分だった。 少なくとも今日のところは。 きゅんきゅん締め付けてくるティエリアから強引に抜いて、最後は唇にこすりつけて 射精する。頬から髪、着たままのドレスまで汚して、ティエリアがびくんっと体を震わせた。 「一時間を超えてるっ」 「そういう問題なんだ……」 汚してしまった服のかわりにアレルヤの服をとりあえず着込み、ぞんざいにまとめたドレスを 引っ掴んだティエリア、顔が赤いのは怒り心頭に発しているから。 「全く、なんでこんな……」 「僕は楽しかったけどね」 「煩い」 はいはい。 肩をすくめるアレルヤを睨み付け、ティエリアが部屋を出て行った。 ……やっぱり調子に乗りすぎだろう、あいつは。ハレルヤがぼやいた。 「そうだね、ハレルヤ。でも、そう言うところが可愛いんだよ」 ハレルヤからの反論は、なかった。
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もはや、アレルヤの理性は使い物にならなかった。 さっきロックオンを諌めた事も忘れ、我先にティエリアに飛び掛る。 「あっ!おい…!」 後ろからロックオンの慌てた声が聞えたが、無視した。 ワンピースの上からティエリアに全身を押し付け、両手で体を撫で回す。 「あ…ん…っ!」 上からのしかかられてティエリアがうめいたが、すぐに両手をアレルヤの 背中に回すと、存在を確かめるようになでさすった。 アレルヤが熱い息を吐きながら、手でティエリアの体をたっぷり味わう。 ティエリアはうっとりした表情でされるがままになっていた。 「おい…!そいつを座らせろ…!」 絡み合う二人を苦々しく見つめながら、ロックオンが命令した。 アレルヤが従い、ティエリアを起こして、抱きしめたまま座らせる。 ロックオンが背中に回り、ワンピースの後ろのホックを外し、ジッパーを下げた。 ジーッと、ジッパーの降りる音が響く。 アレルヤはその間ずっと、ティエリアに吸い付いて舌を深く絡ませていた。 れろれろとティエリアの舌が巻きついてくる。 荒い鼻息が野性的に耳元にかかって、アレルヤはもう我慢できなかった。 ジッパーが完全に降り、ティエリアのしなやかな背中が現れた。 「ロック…オン…。早…く!」 ティエリアの太ももを撫で回しながら、アレルヤが必死に言った。 「わかってるよぉ!!」 ロックオンがワンピースを掴み、ぐいっと引き下げた。 特に抵抗もなく、ワンピースが座ったままのティエリアの腰までずり落ち、 ティエリアの白く滑らかな上半身が、三人の目の前に余すことなく晒された。 ティエリアが荒く息をして、そのたびに肩が上下し、髪が肩あたりで揺らめく。 それがティエリアを一層妖艶なものに見せていた。 マイスター達の息がさらに荒くなって、薄暗いロビーに響く。 アレルヤはそのまま押し倒すと、スカート部分を腰の上までたくし上げた。 大きく勃起したペニスが目に入ったが、アレルヤは萎えるどころか 余計に興奮を掻き立てられた。アレルヤにもまた、酒が回っていたのかも知れない。 「くっ…!」アレルヤは小さくうめくと、勢いよくズボンと下着を脱いだ。 既に大きく隆起した自身を取り出し、ティエリアににじり寄ると、 ロックオンの制止も聞かず、正上位でずんと一気に挿入してしまった。 「ああぁぁあああ~!!」 ティエリアの叫びが大きく響き渡って、ロックオンと刹那は驚いて入り口を見た。 誰も、嗅ぎ付けて現れる様子は無い。 ぐりぐりと締め付けてくる体内の熱さをしばらく味わった後、 アレルヤがゆっくりと、焦らすようなピストンを開始した。 腰に巻きついたワンピースが床を擦り、ザッザッという衣擦れの音が響く。 「あ…あぅ…あぁ…」 そろそろと、壁を擦られるたびにティエリアの感覚が敏感になっていき、 やがて突きにあわせて快感が訪れるようになった。 顔が紅潮し、淫らな声が溢れ出てくる。アレルヤにしっかりとしがみついたまま、 体内に充満していく快楽に酔う。 「あんッ…あんッ…!」 突かれる度に、まるで女のような声が飛び出した。 「気持ちいいかい?ティエリア…。」 耳元への囁きに返事は無かったが、一瞬きゅっと後ろが締まった。 「どうなの…?」 ピストンを徐々に早めながら、アレルヤがしつこく訊いた。 「あ…」ティエリアが表情を歪める。 「き…もち…い…。も…っと……」 吐息混じりの小さい声ではあったが、アレルヤの耳に確かにそう聞えてきた。 アレルヤの腰つきに力が入り、ティエリアの反応がますます大きくなってきた。 「おい、早くしろアレルヤ!!」 ロックオンが堪りかねて荒々しく声をかける。 「さっきのティエリアみたいに…一人でやれば…?」 一回出して余裕のある刹那がぼそっと呟くのを、ロックオンはすごい勢いで無視した。 「わかってますよ…ッ…!」 せかすロックオンに、アレルヤが突きながら苦しそうに答えた。 すぐに終わるには、もっと深い刺激が必要だ。 「じゃあ、こうしたらどう…かな…?」 「…?」アレルヤは挿入したまま体を起こすと、止まった動きに 戸惑うティエリアに気を使う事も無く、ティエリアの両足を掴み、 ぐいっと大きく左右に押し広げ、大股開きにした。 ティエリアの勃起したペニスと、自分が入ったままの後ろの穴が、丸見えになる。 「あう…っ!!」ティエリアが短く声をあげた。 アレルヤはブーツの上からふくらはぎ辺りに手を移動すると、 そのままの体勢で、さっきよりも激しく抽迭を再開した。 突くたびに、足を引き寄せて、深く挿入する。 ずるずると、赤いワンピースがずり上がっていく。 挿入部が丸見えになり、視覚でも十分刺激を受けた。 「ひあ…ッ…!ああ…ッ…ああぁぁあ!!」 ティエリアは最奥まで突き込まれて、体の芯から全身に立ち昇るような 快感に包まれた。アレルヤが中心を攻め続ける。 うっすらと目を開けると、大きく開いた自分の足の間で、アレルヤが 座った体勢で腰を打ち込んでいるのが見えた。興奮がさらに高まってくる。 ずんずんという衝撃音にあわせて、ティエリアの体が上下に揺さぶられる。 ティエリアはもう爆発寸前で、耐えられなくなって自分で手を伸ばし、 慰めようとしたが、その手は刹那に阻止されてしまった。 「俺が…やってやる…。」 刹那が脇に回り、大きく立ち上がったティエリアを素早く扱きはじめた。 「あうぅぅうう!!」 「刹那、てめえ…!」 ロックオンの抗議もむなしく、ティエリアはわずかな刺激で放出してしまった。 出た精が、ワンピースをかすめてへその周りに飛び散る。 刹那がマフラーでそれを丁寧にふき取った。 「ぐっ…」腰をひいて余計な刺激を受けないように耐えていたロックオンが、 悔しそうに唸った。 「あぁあああ!!」 その横で最後に大きなストロークを食らわして、アレルヤが大声を出すと 気持ちよさそうに顔を歪め、果てた。 ロックオンが怒りに震えて、アレルヤを投げ飛ばすように引き離した。 開いたままの足の間から、白濁が垂れているのが見える。 「くっそ~…!おまえ等、いつもいつも好き勝手しやがって…!!」 ロックオンは悔しさに打ち震えた。 「仕方ねえ…!ティエリア!舐めろ…!」 自身を素早く取り出し、ティエリアの顔面付近に近寄ったが、 ティエリアは薄目を開けたまま、放心した様に遠くを見ているだけだった。 「こっちもだめかよ…くそ…ッ」 ロックオンは自制が効かなくなってしまった。 暴れ出したいような暴力的な気持ちが湧き上がってくる。 持て余して、ティエリアの肩口に思い切り噛み付いた。 「ぐあ…ッ…!」ティエリアが身をよじって悲鳴をあげた。 「我慢しろっ…!」 ロックオンは一声叫ぶと、所々に歯を立てながら ティエリアの体を舐めまわし始めた。 体の至る所を強く吸い、紅い痕をつけて行く。 「うああうぅぅ…」ティエリアがそのたびに低くうめいた。 固くなった乳首を舌先で転がし、軽く歯を当てると、ティエリアがはあっと 深く息を吐いた。 やがてロックオンの荒々しい愛撫に触発されたティエリアの体が、 再び目覚め、一度元気を失った下半身が、頭をもたげてきた。 そのまま、シワだらけで腰に巻きついたままのワンピースを 足から乱暴に引き抜く。 ついにティエリアがブーツに手袋、マフラーだけの淫らな姿で床に転がった。 その体には汗が滲み、唾液やらワインやら色々な液がぬめぬめと妖しく輝いた。 「おら、どうだ…?いいかよ?」 耳元で囁くロックオンに、ティエリアが短く喘ぎながらも 問いかけとは違う返事を口にした。「ワ…イン…。さ…けほし…い」 ロックオンの頭にかっと血が上る。 「ふざけやがって…。俺じゃ満足できないってか…!?」 「はう…ッ!!」 半勃ちのペニスを乱暴に扱き上げた。 思い通りにいかない怒りに任せて、手に知らず知らず 力が入ってしまい、ティエリアが苦痛に涙を流した。 「あ…。」気がつくと、ティエリアの下半身は完全に勢いを失っていた。 「ロックオン…。本当にあなたって人は…。」 アレルヤが上から覗き込んで、呆れてものも言えないというように首を振った。 「うるせえ…!元はといえばお前らのせいだろうが…!。」 ティエリアの顔を覗くと、目を閉じてまだ涙を流しながら小刻みに震えている。 「かわいそうだ…。」刹那が呟いて、ロックオンはさすがに罪悪感を覚えた。 「わかったよ!刹那、酒持ってこいよ!」 こうなったらもう一度酔わしていい気分にさせるしかない…。そう思った。 刹那が早速ワインを探しに走り、すぐに1本抱えて戻ってきた。 「ティエリア。お望みの酒だ。」 ティエリアを抱き起こし、口元にボトルを近づけたが、 いやいやと言う様に首を振って飲もうとしない。 「なんだよ…。欲しがってたくせに…。」 ロックオンは急に不安に襲われた。 もしかすると、もういつものティエリアに意識が戻っていて、 すぐにでも殺されるんじゃないか─。 そんな嫌な予感を振り払うかの様に頭を大きく振ると、決意してワインを 口いっぱいに含み、ティエリアに深く口付けた。 「ん…」そのまま口を割ってワインをティエリアに流し込む。 ティエリアがぴくっと体を震わせた。 二人の口の端からワインが滴り落ちる。 首筋から鎖骨を通って、ワインがまるで血のようにティエリアの体を流れていった。 やがて、ティエリアが味わうように舌を動かしたかと思うと、 ロックオンの頬をしっかり掴んで、ごくごく飲み込み始めた。 ぷはっ…。すべて流し込んでロックオンが顔をあげると、 ティエリアが潤んだ瞳を細くして切なげにまつげを瞬かせ、 「もっと…。」と震える声でおねだりしてきた。 ロックオンは押しあがる欲情に目もくらみそうになりながら、 それでもティエリアが満足するまで、ワインを与え続けた。 その度に二人の舌が絡み合い、嫌でも体が疼いた。 ティエリアの体が再び紅潮し、ワインのまわった体が物欲しげにひくつく。 左手でロックオンの背中を掻き抱き、誘うように動いたかと思うと、 右手がロックオンの股間を探るようにまさぐった。 ロックオンは堪らず口を離して、ティエリアの両手を振りほどき、床に押し倒した。 ティエリアがワインとキスに酔い、夢心地で体をわずかにくねらせている。 自分の肌を慈しむように、ティエリアの手が自らの体を這いまわり始めた。 「ああ…」 気持ちよさそうな声を出しながら、膝関節から太ももまでゆっくりなで上げると、 そのままそろそろと体を横に向けた。 マイスター達は、再びティエリアの下半身が反応しはじめているのを確認した。 まだ少年らしさの残る腰が、後ろの電飾に照らされて この上なく美しいラインに浮かび上がった。 「くっ…!たまらねえ…!!」 ロックオンは目を血走らせてティエリアに覆い被さると、 横向きのままのティエリアの足を肩に抱えあげ、大きく押し広げた。 ティエリアの後ろが丸見えになる。 アレルヤの白濁が白くこびりついているのを見咎め、余ったワインで乱暴に洗い流す。 「あっ…!」ティエリアが冷たいワインの感覚に驚き、身を縮めて悲鳴をあげた。 少なくとも、外側には白濁が見える事はなくなった。 ロックオンは一息つくと、新鮮な気持ちを取り戻して そのまま片足を肩に担ぎ、剥き出しになった後ろに一気に挿入した。 「やぁぁああッ…!」 ティエリアの声を聞きながら、楔を打ち込むようにぐいぐいっと 腰を押し出すように突き入れた。 横向きの突きがさっきとは違う位置にあたり、ティエリアは未知の刺激に悶絶した。 ロックオンはアレルヤよりもさらに激しく、乱暴に攻めまくった。 ティエリアの体が命の無い人形のように、がくがくと揺り動かされる。 確かに快感は感じているのに、体ごと押し込まれるような圧迫感の方が勝ち、 声も出ない。 口だけが突きの度にパクパク開き、ロックオンに高ぶりを教えた。 ぐちゅっぐちゅっと湿った音が響く。 ロックオンは、中の感触にアレルヤの精が混じっているのを敏感に感じた。 ムカつくが、入れてしまった今ではもうどうしようもない。 穴兄弟という言葉が脳裏を掠めて、一瞬身震いする思いに駆られたが、 ティエリアのぐいぐい締め付けてくる中の熱さと、 快楽に歪んだ表情の前にはそんな事はどうでもいい事だと、 ますます熱くなる全身が叫んでいた。 「おら…!おら…!どうだ…!!いいか!?」 打ち込みながら、乱暴に聞くと、ティエリアが揺さぶりに必死で耐えながらも こくこくと頷いた。 その様子を見て、我慢できなくなった刹那とアレルヤが脇で慰め始めた。 「おまえら…ッ!一回イッただろうが…!!」 荒い息をしながらきっと睨みつけ、先を越された悔しい思いをぶつけたが、 二人は一向に耳を貸さず、謝罪もせずにティエリアを凝視して 自慰に邁進しているのみだった。 「くそっ!」 ロックオンは高ぶる気持ちそのままに、さらに動きの幅を大きくした。 「──!──!」 ティエリアの口が開きっぱなしになって、声にならない声が聞える気がした。 つーっと、口端から涎が垂れていった。 ロックオンがティエリアの昂ぶりに合わせる様にさらに強く突く。 動くたびにティエリアの敏感な部分を ロックオンの太ももが擦り、強い快感が全身を駆け抜けた。 ティエリアの亀頭がぴくぴく痙攣し始め、2度目の射精が近い事を知らせた。 「オラッ!!」 ロックオンが、目の前にある抱えあげた足の、白い太ももに噛み付いた。 「ひい…ッ!!」 ティエリアが堪らず短い悲鳴をあげたが、すぐに掻き消えてしまった。 ずんずん…パンパン…ぐちゃぐちゃ…ハアハア…。色々な音が混じって響く。 遂にロックオンの限界が近づいてきた。 「ぐうう…ッ!イクぞッ…!!」 最後にぐいっと性器を刺激されて「──あああッ!!!」ようやく声をあげると、 同時にティエリアが大きく背中を反らせ、達した。 横向きのまま放出した精液が、床に飛び散った。 抱えた足を力任せに引き寄せて、ロックオンが体を硬直させ、果てた。 納まりきらない白濁が、ぴったり栓をした自身を遡る様に、逆流してきた。 ティエリアはだらしなく涎を垂らしながら、ようやく解放された体を弛緩させ、 荒く息をしている。ロックオンが、静かに後ろから去った。 と、すかさず刹那がロックオンと入れ替わり、同じ体勢で突き入れた。 「…ッ…!」ティエリアは顔をしかめたが、既に声は出なかった。 ぐっ…ぐっ…と腰を進める。 しかし、既に2人に突きまくられ、酩酊状態で意識朦朧のティエリアの後ろは、 一度達した刹那を満足させるには、緩すぎた。 「…。」不満げな刹那が、自身を引き抜き、少し考え込んだが、 すぐにティエリアを引っくり返し四つん這いにすると、 腰を高く引き上げ後ろから挿入した。 腕を折って前のめりにくずおれ、尻だけ高く上げた格好のティエリアの頭に血が巡る。 「はあ…ッ…!」わずかに意識を取り戻し、さすがに声をあげた。 顎と頬が床にあたり、冷たい感触が火照った顔を冷ました。 下半身に力が入らず、膝ががくがくする。 刹那が崩れ落ちそうなティエリアの下半身を支えるように、腰をしっかり掴んだ。 「ひあッ…!」 直後、刹那の突きこみがはじまって、顔面が床を擦った。 たまらず顔をあげて、後ろからの圧力を全身で受け止める。 既に体を押さえる力は残っていないため、刹那の動きに比例して激しく揺さぶられた。 ずちゅっずちゅっ…。 後ろから、淫らな音が響き、後ろの穴から、じわっと液が漏れ出すのがわかった。 「うあぁ…ッ…!あぁッ!!」 再び体全体に快感が広がり、溢れ出す淫らな響きを押さえる事が出来ない。 アルコールの回ったティエリアは、自分がなぜこんな事になっているのか、 全く理解できずにいた。というより、脳の理性的な活動を本能的な欲求が 押さえつけている感覚で、甘美な快感を味わっていた。 まるで体の奥底を未知の生き物が這い回っているかのように、 体が疼いて疼いて仕方なかった。 「ああ…ん…あ…ぅ…あ…ああぁぁん…」 喘ぎがさらに淫らになり、耳に届く声は本当に少女のようなか細さで、 まるで他人のそれのように思えた。 刹那の突きが激しくなってくる。 「ああぁああん…!!」 大声を上げながら、自分の下半身が再び大きく隆起している事に気付いた。 すっと手が伸びてきたかと思うと、腰部だけ異様に持ち上げられた体の下から、 自身を扱き上げられ、腰が跳ね上がった。 手の主は、ロックオンだ。 今度は丁寧に気を使いながら、ティエリアを高ぶらせていく。 「くぁああ…!」 全身を駆け抜ける電流のような快感に耐え切れず、思わず顔をあげ首を振った。 その時誰かの手の平が視界に入ったかと思うと、ぐっと脇の下に両手が入り、 上半身を引き上げられた。 なんとか床に手をついて、四つん這いの体勢になる。 髪を掴まれて顔を強引に上げられたかと思うと、その口に、 大きく立ち上がったアレルヤの下半身が、先走りを滴らせながら押し付けられた。 「あう…」 何の不自然さも感じる余裕無く、当然の行為の様に大きく口を開けると、 一気に咥え込む。 刹那の動きに合わせて体が前後し、嫌でもアレルヤを 深く受け入れる事になってしまった。 「う…ッ…ぐ…」 突かれる度にアレルヤが喉の奥にあたり、吐き気が押し寄せるが アレルヤの腰ががっちり栓をして、声も出せない。 「はあッ…はあッ…」 アレルヤがティエリアの頭をがしっと掴んで、刹那に合わせるように腰を前後し始めた。後ろと前から同時に押し寄せる圧迫感に加え、ロックオンがティエリアの ペニスを扱く。ティエリアは混乱した頭で涙を流し、激しい交わりに耐えた。 全身の血が沸き立つ感覚に、気が狂いそうになる。 やがてロックオンが、自分のものにも手を伸ばして擦りあげはじめた。 わずかに目を開いたティエリアの視界に、揺れるマフラーの赤が見えた。 次いで焦点をあわせると、シャツの間からアレルヤのきれいに割れた腹筋と、 ロックオンの苦悶の表情が垣間見えた。 ティエリアは再び何がなんだかわからない、倒錯した気持ちで目を瞑った。 苦しさと快感が同時に押し寄せる。他の事は何も考えられない。 同じ場所、同じ時を共有して、4人がそれぞれ快感を貪っていた。 「うッ…う…っ…!」 ロビーに響いた唸り声が誰のものかは既にわからない。 全員の動きが切羽詰ってきた。 「あああ…ああぁ…!!」 動きが段々激しくなり、全員が快感にのけぞって、声が乱れ始める。 そして、遂にその時が訪れた。 「も…だ…め…ああぁああッ…!!」 まず刹那が大声を出して、強く腰を押し出し、中に放出した。 それが引き金となって、後の三人が思う存分ぶちまけた。 アレルヤがティエリアの口中奥深くに発射し、 ロックオンがティエリアのわき腹に熱い液をかけた。 ティエリアは背骨を大きくのけぞらせてロックオンの手に出してしまい、 3度目にも関わらず大量の白液が、手のひらからぽたぽたと床に滴った。 微妙に噛みあわないマイスター達が初めてひとつになった瞬間だった。 そのまましばらくは充足感に身を浸し、全員が微動だにせず沈黙した。 やがて刹那が後ろから去り、ロックオンがティエリアのペニスを解放して、 白濁に汚れた自分の手をマフラーで拭った。 ざしゅっとティエリアの腰が折れる。 最後に、アレルヤがティエリアの口中から自身をそろそろと引き抜いた。 ティエリアが力なく倒れこみ、うつ伏せで荒い息を吐き続けている。 3人が、目を見交わす。ようやく戻った理性に、罪悪感と焦燥が加わった。 「おい…。」 ロックオンが、おずおずとティエリアを抱えあげた。 ティエリアはぐったり下を向いてうつむいたままだ。 意識が、ない─?やりすぎたか……? さすがに心配になった3人が、ティエリアの顔を下から同時に覗き込む。 ティエリアがわずかに口を開いた。 「!!」 その瞬間、「おええぇぇえええ」大きくえづくと、ティエリアは 今日食べて飲んだ全てのものを、三人に頭から思い切りぶちまけてしまった。 まるで放水シャワーのように。 「……。」 頭から洋服全てに盛大にゲロをかぶってしまった三人だが、 それでも彼らは無言のままだった。 辺りに散らばった吐しゃ物に、こぼれたワイン。 床に点々とこびり付く、誰のものかわからない白濁に加え、 性交の痕も生々しい、ほぼ全裸のティエリア。 誰もがこの場を上手く切り抜けることを考えていた。 とりあえずティエリアの心拍数と呼吸を確かめる。 まだ呼気にアルコールの匂いが強く混じってはいたが、 ティエリアは穏やかに眠ってしまったようだ。 三人は急性アル中の可能性がない事を確かめ、ほっと一息入れた。 直後素早く意思確認をすると、スーツの上着でティエリアを覆い隠し、 協力して抱えあげると、スパイよろしく人の気配をうかがいながら、 風呂場に連れて行って、きれいに体を洗ってやった。 ついでに自分達に付いたゲロを洗い流し、白濁がこびり付いた赤いマフラーを 丁寧に洗うと、脱がすときより遥かに苦労してサンタのワンピースを着せ、 後ろにたっぷりついた床のホコリをきれいに払い落とした。 その後、急いでロビーに戻り、無言のまま床を徹底的に拭いた。 今までのミッションで一度も無かったような、見事な連係プレーであった。 ─翌朝。ティエリアはいつも通り自室のベッドで目を覚ました。 違う事といえばすでに正午近くになっている事、 昨日のサンタワンピースのままで眠っていた事、それに、マイスター達が ベッドを取り囲むように突っ伏して寝入っている事ぐらいだった。 「…う…」声を掛けようとしたが、頭がずしんと重く、重苦しいものが 胃から押しあがってくるような、不快感で身悶えた。 服や体から、きついアルコールの匂いが立ち上ってくる。 ベッドが振動して、やがてマイスター達が次々に目を覚ました。 三人はティエリアに目をやると素早く、意味ありげな視線を交わした。 「どうした。」 明らかに良からぬことを企んでいそうな雰囲気の三人を見咎めて、 ティエリアが声を掛けた。 「別に…。」刹那が出来るだけ表情を変えずに呟いた。 「なぜこんな所にいる。」 三人の動揺が、敏感にティエリアに届いた。 無言で目を白黒させている3人を無視し、 ティエリアが昨日のパーティーの事を反芻し始めた。 「スメラギさんにシャンパンを飲まされて…」言葉に出して、確認する。 その後のことは霞がかかった様に、ぼやけたままだった。 「!!」三人が素早くアイコンタクトを取った。 「…。思い出せない…。」そう言って、立ち上がろうとした時、 ティエリアは自分が下着をはいていない事に気付き、狼狽した。 慌ててまわりを見回す。床には赤いマフラーや靴など小物がまとめて置いてある。 マフラーがぐっしょり濡れているのがはっきりわかった。 「あ…」アレルヤがティエリアの視線に気付いて焦った声を出したが、 「昨日、みんなで酒盛りしたんだよ。」と、ありきたりの言い訳をくっちゃべった。 ロックオンがフォローする。 「そうそう!すげえ盛り上がったんだぜ。お前めっちゃ飲んで大変だった…」 「ロックオン!!」余計な事を言うなとばかりに、刹那が口をはさんだ。 「すまん…」すごすごと引き下がるロックオンに、ティエリアは違和感を感じた。 こいつら、何か隠している。 本能的に感じ、パズルを組み立てる様に思考を巡らした。 改めて三人に目をやると、全員濡れたシャツの上、ぷんとすえた匂いが漂っていた。 (酒盛りで記憶喪失…。なぜか脱いでいる下着…。水浸しのマフラー… 濡れたシャツに吐しゃ物の匂い…。) ティエリアの脳内で、謎が一本の線で繋がった。 (バレたか…!?) マイスター達が恐怖に引きつった顔つきで、様子を見守った。 「…。」 ティエリアが顔をあげた。 その顔がわずかに赤く染まり、落ち着き無く視線が動いている。 戸惑うマイスター達。 「…昨日の事は、なかった事にして欲しい。」 思いがけなく控えめな言葉に、一瞬耳を疑った彼らだが、すぐにこれぞ 幸運とばかりに色めきたった。 「もちろんだよ。」笑顔のアレルヤ。 「おれ達もハメ外しすぎたし…な!」おおらかに、ロックオン。 「酒の恥は…かき捨てって言うし…。」ほっとする刹那。 「そういう事だ。やはり、アルコールは色々な不便を引き起こす。 今後は控えるようにしなければならない。」 恥ずかしい気持ちが決して外に出ない様に、ティエリアが出来るだけ 抑揚ない調子で宣言した。 「そうだな。ははは。」微妙な空気をロックオンが笑いでごまかし、 部屋にマイスター達の乾いた笑いがこだました。 「あ…!」ロックオンが急に思い出して付け足した。 「暴れるお前を取り押さえるのに、つい打撲傷を負わせちまったかもしんねえ」 服の中を見ると、確かに至る所に内出血のようなものが見えた。 「別に構わない。」ティエリアがつんと顔を上げた。 (良かった…。このまま何事もなかった事にしよう…) 全員が同じ事を考えていた。 しかし、心中穏やかでない三人である。 その後、二日酔い止めシロップやスポーツドリンク、柿など 二日酔いに良さそうなものを入れ替わり立ち代わりしつこく持ち寄って、 気分の悪いティエリアのむなくそをさらに悪くしてしまった。 正午過ぎ、おかゆをすするティエリアを確認して安心した三人が 自室に戻っていき、ようやくティエリアは胸をなでおろした。 (…こんな恥ずかしい思いはもう2度としたくない。 彼らも忘れてくれるといいのだが…。) ティエリアはベッドに横になり、昨夜の自分の痴態を想像した。 それは、前後不覚になり、ゲロをぶちまけながら失禁する、 情けなく酔っ払った自分の姿だった。 ぶるっと身震いして、頭の中から惨めなイメージを払いのけるべく 努力したティエリアだが、事実がそれ以上のものであった事を知らずにすんだのは、 まさに聖夜の幸福と言って良いかもしれなかった。 <終わり>
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アレルヤ×ティエリア(女体) しばらくベッドに転がっていたが、睡魔どころか……。 ティエリアはもう何度目だか分からないため息をついて、起き上がった。 熱が引かない。スメラギが部屋に残していった、アルコール臭のせいかもしれない。 空気が完全に入れ替わるまでどこか他の場所に行こうと、ティエリアは軽く身なり を整える。体のラインを隠すふわりとした服を羽織って、部屋を出た。 艦内は一部を除き弱い疑似重力しか効いていないので、廊下では軽く床を蹴って手近のバーをつかむ。 慣れた動作の筈だったが、手は空をつかんだ。華奢な体が不用意に流れる。 「う…わっ」 壁にぶつかるかと思ったら、その前に誰かに腕をつかまれて引き寄せられる。 「大丈夫?」 「……ああ」 抱きしめるように受け止められ、そっと床に下ろされる。アレルヤだった。 「ん?お酒臭い?」 「俺じゃない。スメラギさんが」 「ああ」 短い答えだけでアレルヤが納得して、軽く頷いた。 「部屋が酒臭くて」 「わかるよ。さっきデッキにいったらみんなぼやいてた」 ……ということは、デッキにも行けない、ということだ。ティエリアはまたため息をつく。 そして、目の前の男の顔を見上げた。 「……部屋に来る?」 そして、誘いに乗ることにした。 「女の子、だったんだ」 やはり。 抱き留められたときに、これはバレたな、と思ったのだ。 「それが何か」 「いや……」 アレルヤは視線を泳がせる。部屋で二人きりになったとたん、どうしたものか分からなくなった様子だった。 ふと、悪戯心が沸いた。うろうろしたあげく自分の寝台に腰掛けたアレルヤに近づいて、さっきの スメラギとの戯れよろしく、彼の膝を片膝で割った。 「……ティエリア」 「黙って」 「や、でも」 腰が引けた風で、アレルヤが後ずさる。しかし壁付けの寝台にそう逃げ場はなく、 背中が壁に当ったところで、ひどく情けなさそうな表情をした。 「ベッドを貸してくれればいい」 「そう言う事じゃなくて」 ティエリアははだしになってベッドに座った。 「じゃあ何」 遊んで貰おう、と思った。 ティエリアははだしの足を伸ばす。白いつま先で、アレルヤの足をつつく。 相手が動かないのに気をよくして、さらにつま先を進めていく。膝の内側、腿、そして。 「…う」 スラックスの上から、つま先で相手の股間に悪戯をしかける。 「う……く、っ」 「あんたは何もしなくていい」 されるままのアレルヤが勃起したのが分かり、ティエリアはさらに腰を進め、両つま先で挟むようにその高まり をこすった。時折、袋のある辺りをやりすぎない程度に踏む。 「ティエリア……君」 「部屋に呼んだのは、こういう事をしたかったからじゃないのか」 「それは」 「だったら黙ってて」 足の親指の先でつ、っと下から上になで上げる。 十分に相手が昂ぶったところで、ティエリアは足を引いた。 「脱いでよ」 「……まったく」 諦めたようにアレルヤが目を伏せる。ベルトを外し始めるのを見て、ティエリアも着ていたものを脱いだ。 すべて脱いでもう一度ベッドに上がると、相手の視線が自分に釘付けになるのが分かる。 奇妙な快感が、背筋のあたりにキた。 アレルヤが体を起こそうとするのを目で制して、彼の股間に手を伸ばす。十分に力を蓄えているのを確認して、 彼の上に跨った。既に触らなくても分かるほど濡れている自分にあてがい、腰を落とした。 「んっ……ふ、ぁ」 体重を利用して一気にくわえ込み、思わず声を漏らす。 「ティエリア、君は……ん」 更に何かいいたそうなアレルヤの唇を唇で塞いだ。舌を入れるとすぐに反撃するように絡んでくる。 そうしながら緩く腰を動かして、ティエリアは自分の欲しいところを探した。 唇が離れる。糸を引く唾液を舌先で舐めとって、ティエリアは本格的に腰を振り始めた。 「あ……んぁ、ん……ふ、ぅん……んんん」 待ち望んでいた刺激に全身がわななく。くちゅくちゅと濡れた音が大きく響いて、快感を煽った。 さらに自分で自分の胸を掴み、こりっと立った乳首を掌で刺激する。 「そうやって、っ、強引なのは」 いきなり腕をつかまれた、と思ったら、あっという間に体勢をひっくり返された。 両膝が胸につくほど体を折り曲げられて、苦しい。 「悪い癖だよ、君の」 ……アレルヤの声は甘い。しかしその後は強引だった。 「あうっ」 主導権を握っていたはずが一転、組み敷かれてティエリアは喘ぐ。しかしアレルヤが抽挿を開始すると、 さっきとは違う刺激に意識が飛びそうになった。 「ひ、ぁ、や、やあああ、あんっ、あ、んっ」 無意識か、視界がぼやけてゆがむ。腰を打ち付けてくるときのいやらしい音に、耳をふさぎたくなる。 「……お仕置きだ」 悪戯をしかけた相手を間違えたか。 「あ、んっあ、や、あ、んんんうう、っ、んっ、だめ、も……」 繋がった部分から飛んだ汁が頬にあたって、つたう涙と混ざる。なすすべも無く全身を震わせて、 ティエリアは達した。ついでひくひく震える秘部に、熱い迸りを受け止める。 「……あ……ぁはぁ」 「君でも泣くんだな」 頬を拭う指の感触が心地いい。泣いてなんかいない、と反論したかったが、いまはそれさえ億劫だった。 「気の強いのもいいけれど、そのうち痛い目を見るよ」 意識を手放す直前に聞いたその声はあくまで優しく、穏やかだった。
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―――……共に移動をするときでも手を握ってやることはない。 それどころか移動速度さえあわせない。 クリスティナは前を行くティエリアに一生懸命追いつこうと、廊下のスロープを片手に、もう片方の手はティエリアのカーディガンを摘んでいた。 ティエリアはそれを振り払うことはしないが移動の速度は少したりとも緩めない、 そんなティエリアにクリスティナは少し不満そうな表情だが文句は言わない、 彼女のファッションやランチのお喋りに、ティエリアは相槌をうたないし視線も向けない、それでもクリスティナの口からがぺらぺらと尽きることなく言葉が漏れる、 ……今日の話題は流行りのコートにグローブに、 「それでね、アレルヤがねー……」 それと、アレルヤ・ハプティズムの話題。 仲が良いのかクリスティナの口からは良くアレルヤの名前が聞かれる。 急に、前を行くティエリアが止まったことで後ろのクリスティナが彼の背中に衝突した。 「っわ、ぷ……!ちょっ…、と、ティエリア……」 鼻をぶつけて妙にマヌケな声が漏れる。 両手でひりつく鼻を擦って痛みを和らげる。 立ち止まったティエリアは振り向くことも、言葉を発することもしなかった、 たださらさらの髪を揺らすと、また移動を始める。無重力に身体がふわりと浮いた。 「あ、待ってよぉ」 鼻を撫でていた手を伸ばし、カーディガンを指先で摘んで。 クリスティナは前を行くティエリアを一生懸命追いかけながら、 ファッションやランチのお喋りを再開するが、今度はアレルヤ・ハプティズムの名前は出さなかった。 相槌もうたないし視線も向けられないけれど、ティエリアが立ち止まったときの背中を思い出す、心なしか不機嫌そうで。 クリスティナは信じている。ティエリアは自分の声にちゃんと耳を傾けてくれていると。 これはティエリアがクリスティナにだけ見せるほんの小さな感情の起伏、人はその感情を嫉妬と呼ぶ。 前を行くティエリアは、痕がつくほど強く噛んだ下唇に赤い舌を這わせて舐める、 クリスティナの声をしっかりと耳に留めながら、痛みが癒えていくのを感じる。 ……移動速度は変わらない、けれど、今度は立ち止まることはなかった。
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俺×ティエリア新婚+α 「ハンカチは?」 もった。ティエリアが刺繍してくれたイニシャル入り。 「財布は?」 もった。中身が少なくなるといつのまにか増えてる、妻の愛情入り。 「定期入れ?」 もちろん、ティエリアの写真入り。 「車に気をつけていってこい」 いってらっしゃい、じゃないのがまたイイ!って俺も飼い慣らされてる なあ。 悪戯心が湧いて、俺は自分の頬をつっついた。そう、いってらっしゃい のキスを要求する。それはいつものことだったので、ティエリアも すぐに俺の言いたいことがわかったようだった。 俺の肩に手を置いて、ティエリアがつま先立つ。俺はそれを支える。 「いってらっしゃいませ、ダーリン……って感じか」 ティエリアを後ろから引き寄せ、俺の耳元でロックオンが囁いた。 「いってらっしゃい。はい、お弁当」 アレルヤ……おまえいい嫁さんになれるよ。だからさっさと嫁いで出てけ。 刹那……なんでおまえは俺の腕を噛んでるんだよ。ああ、そうか。 両手は茶碗と箸で埋まってるもんな。なんで俺こんなに慣れてんだよ。 毎朝これだからか。 「君も、少しは積んだ経験値を活かせ」 ティエリアは困った子を見るような目で、俺を見た。眼鏡をはずす。 「いってらっしゃい」 そうして、ティエリアはふわりと俺の頬にキスをした。 ロックオンは悔しそうに見てる。アレルヤはハレルヤに変わってる。 刹那は鼻にしわをよせながら俺の腕をごりごり噛んでる。 ああ、ティエリアをお嫁にもらえてほんとうによかった! 「あーあ、幸せな顔しやがって」 「殺す。あとティエリアは犯す」 「ガンダムが俺」 刹那、悔しいのはわかるがちょっと落ち着け。にやにや。 「今夜は何が食べたいんだ?」 ティエリア、というお約束を我慢して俺は考え込む。ふたりで 鍋をつっつくのがいいなあ。こたつで鍋。日本最高。 「わかった。食べたい鍋が決まったらアレルヤにメールしてくれ」 あ、やっぱりふたりきりじゃないんだ。まあティエリアが よそってくれるならいいや。あいつらとの鍋は怖すぎるが。 玄関で、四人並んで手を振ってくれる。くそう、あの三人め。 「ガンダムの出番がない平和がいちばん」なんて言いながら日がな だらだらしやがって。働けよ! ぶつぶつ呟きながら駅まで歩いている俺に、アレルヤからメール。 もうハレルヤから戻ったようだ。またティエリア襲おうとして 往復ビンタくらったか、ハレルヤ。 『今日のお弁当はティエリアが作ったよ。他のふたりには内緒』 アレルヤ……おまえいいやつだな。こんなことがなかったら、 親友になれたかもしれない。 俺は昼休みまで我慢できず、路地裏に入るとお弁当の蓋を開けた。 ティエリアのことだから、野菜メインだろう。いやいや。精進 料理というものもあるし、ティエリアが俺のために作ってくれたんだ。 文句なんてあるものか! かぱり、と蓋を開ける。 ごはんの中に、ひのまるがあった。 蓋のところに、三枚付箋紙が貼ってある。 『いっしょうけんめい詰めたんだからほめてあげて アレルヤ』 『かわいそうなので食べないでおいてやる ロックオン』 『ごはんの間にのりが敷いてあるから 刹那』 刹那のこれはあれか。あまりのことに同情か。てゆーか、はしっこに 不自然な隙間があるのは、何故だ刹那。 たとえ中身がどうであれ、ティエリアが詰めてくれたお弁当。愛妻弁当世界一! 男泣きする俺を、通りすがりのエースパイロットが同情の目で見ていた。 そして昼休み、愛妻弁当を完食した俺に弁当の底から現れたメッセージ。 『あいしてる』 俺も、俺も! 俺の嫁さんは宇宙一!不満がありゃガンダムでもなんでも持ってこい! あ、やっぱガンダムは反則。駄目。
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シナリオ攻略 第11話 『アレルヤ奪還作戦』 勝利条件 初期 3ターン目味方フェイズに刹那、キリコ、カレンが目標ポイントに到達する。 刹那、キリコ、カレンが目標ポイントに到達後 4ターン目を迎える。 敵増援出現後 6ターン目を迎える。 敵の全滅。 敗北条件 初期 味方戦艦の撃墜。 刹那・キリコ・カレン、いずれかの撃墜。 勝利条件を満たせなかった場合。 刹那、キリコ、カレンが目標ポイントに到達後 味方戦艦の撃墜。 SRポイント獲得条件 敵を20機以上撃墜し、勝利条件を満たす。(撃墜数は戦況報告画面で確認可能) 初期配置・増援 初期 初期味方 プトレマイオス2(スメラギ) 初期味方 ダブルオーガンダム(刹那) 初期味方 スコープドッグRSC(キリコ) 初期味方 紅蓮弐式甲壱型腕装備(カレン) 初期味方 出撃選択×11 初期敵 アヘッド(ジニン) 初期敵 GN-X III(アンドレイ) 初期敵 GN-X III(ルイス) 初期敵 GN-X III(アロウズ)×6 初期敵 ティエレン長距離射撃型(連邦兵)×6 初期敵 スコープドッグRS(RS隊員)×3 初期敵 スタンディングトータス(秘密結社)×6 刹那、キリコ、カレンが目標ポイントに到達 味方援軍 アリオスガンダム(アレルヤ) 味方援軍 ダブルオーガンダム(刹那) 味方援軍 スコープドッグRSC(キリコ) 味方援軍 紅蓮弐式甲壱型腕装備(カレン) 敵増援 ストライクドッグ(イプシロン) 敵増援 アヘッド(スマルトロン)(ピーリス) 敵増援 ギアナ級陸上母艦(カティ) 敵増援 GN-X III(アロウズ)×2 敵データ 初期 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 PP ユニット数 獲得ボーナス 備考 アヘッド ジニン 23 (18750) 8(4) 7500 16 1 EN回復(小) GN-X III アンドレイ 22 (8250) 6(3) 3200 8 1 EN回復(小) GN-X III ルイス 17 (6750) 6(3) 3000 8 1 EN回復(小) GN-X III アロウズ 22 (6750) 6(3) 3000 8 6 EN回復(小) ティエレン長距離射撃型 連邦兵 22 (5850) 9(-) 2500 6 6 スコープドッグRS RS隊員 22 (5950) 5(4) 2200 7 1 スコープドッグRS RS隊員 22 (5950) 3(3) 2200 7 2 スタンディングトータス 秘密結社 22 (4850) 5(2) 1500 5 6 敵増援 機体名 パイロット LV HP 最大射程(P) 獲得資金 PP ユニット数 獲得ボーナス 備考 ストライクドッグ イプシロン 24 (23250) 6(3) 10000 24 1 ヂヂリウムチップ 天才、極キリコを狙う アヘッド(スマルトロン) ピーリス 24 (18250) 6(3) 7000 18 1 マッスルシリンダー 天才、EN回復(小)アレルヤを狙う ギアナ級陸上母艦 カティ 24 (17550) 7(-) 8000 8 1 A-アダプター スメラギを狙う GN-X III アロウズ 22 (6750) 6(3) 3000 8 2 EN回復(小) イベント・敵撤退情報等 初期勝利条件を達成後、4PPを迎えるとイベント。味方援軍。敵増援。アレルヤ、刹那、キリコ、カレンの気力最大。 刹那、カレン、キリコのSP全回復&搭乗機のステータス全回復。 6PP or 敵全滅でマップクリア。 攻略アドバイス SRポイントを狙う場合3ターンで20機以上撃墜する必要がある。PPは削りに徹しEPで落としていこう。「加速」持ちの機体の武器を改造しておくのもいいし、破界篇のデータをリンクさせてPPが足りているなら「連続行動」を習得させればより確実となる。上手くいけば全滅も可能だが、初期配置の敵は別に撤退するわけではないので無理に狙う必要もない。 イベント後の敵増援の名有りは全員パーツ持ちである。6PPで強制終了してしまうため必ず撃墜しておこう。気力が通常なので「極」が発動していないとはいえパーツの効果も相まってイプシロン機は相変わらずの回避性能を誇る。キリコ、刹那ら「直感」持ちと援護攻撃持ちを向かわせよう。キリコの隣にティエリアかカトルら援護防御持ちを置いておけばEPも安全。ピーリス、カティには残った機体を向かわせれば十分。刹那、カレン、キリコはイベント後SPが全回復し機体のステータスも全回復するので1ターン目からSP・EN・弾薬はケチらずガンガン使っていこう。 戦闘前会話 イプシロン:キリコ、カレン ピーリス:アレルヤ、刹那、カミーユ 初戦闘:スメラギ 隣接シナリオ 第10話 『もう一人のロックオン』 第12話 『百万のキセキ』
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414 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/25(土) 12 29 00 ID ??? 406 アレルヤ「マリー……ガンダムファイトなんて危ないのに……ん?」 マリナ「ガンダムファイト公式グッズいかがですかー?」 シーリン「ソーマ・ピーリス選手のグッズも発売開始しましたよー タオルにうちわーその他いろいろありますよー」 ウッソ「どうします兄さん?それぞれ保存用、観賞用買っときますか?」 キラ「うーん、オークション用にあと+10個ほど買っとこう」 アレルヤ「…………」 アレルヤ「コソコソ」 刹那「ん?その大量の荷物はなんだ?」 アレルヤ「うっ……刹那……このガンプラあげるからこのことは内密に」 刹那「これは新発売のソーマ・ピーリスのMF!いいのか!?」 アレルヤ「うん、同じものを買占めたか……とにかくこのことはティエリアたちには秘密で頼む!」 425 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/25(土) 16 01 16 ID ??? 414 アレルヤ「マリーのグッズで部屋が埋まってしまった……でも関連商品はコンプリートできたぞ……」 ガロード「ガンダムファイト非公式グッズいかがすっかー?」 ジュドー「ソーマ・ピーリス選手のグッズありますよー フィギュアに隠し撮りブロマイドーその他いろいろありますよー」 ウッソ「この唄うソーマたんフィギュア。さすがですね兄さん」 キラ「ウッソこそ。このブロマイド、エロエ……いろいろ種類あっていいね」 ウッソ「流石にコンプする人は出ないかもしれませんね」 ガロ・ジュド「「いかがっすかー」」 アレルヤ「…………」 アレルヤ「コソコソ」 刹那「ん?その大量の(ry」 426 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/25(土) 16 30 43 ID ??? 425 シロー「天が呼ぶ」ポキッ! ドモン「地が呼ぶ」ボキボキベキ ブシドー「悪を懲らせと我を呼ぶ!」コキッ アルゴ「悪い子はいねがああああ!!」ドスン! ‐‐‐ しばらくおまちください ‐‐‐ キ・ガ・ジュ・ウ「「「「ごめんなたい」」」」モゴモゴ ソーマ「…出遅れた」ワキワキ フェルト「でも、あれが一番効いてるみたい…」 ティファ「ソーマさんにあんなことするなんて…ガロード、嫌いです」ツーン ガロード「うわああああ! ティファ、ごめんよーーーーー!!」 アレルヤ「あああああ!! ごめんなさい、マリィィィィィ!!」 ソーマ「なっ、なんだっ!?」 427 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/25(土) 16 59 13 ID ??? ん?ティファは喧嘩であっても嫌いとか言わない気がするが。 こうじゃないのか? ティファ(今にもこぼれそうなくらいに涙をためた目でガロードを見る) 428 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/25(土) 17 12 56 ID ??? 427 オシオキなら、口に出すと思った。 ティファは泣き寝入りするような娘じゃない。 むしろそれはここのラクスだ。 ラクス「………」ウルウル キラ「ぐはっ!」 ラクス「キラ…」ウルウル キラ「ぐっ…ぐぐぐっ…」 ウッソ「に、兄さん、素直に謝ったほうが…」←良心を刃物でザクザク刺激されている キラ「け、けど…ここで誤ったら… ニートの王としての立場が…」←同上 ラクス「………」ポロッ… キラ「うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ ごめんよラクスゥゥゥゥ!!」 ラクス「大丈夫ですわ、キラ。 ちゃんと謝れば、ソーマさんも許してくださいますよ」 テクス「世界で最強の液体は、乙女の涙、か」ズズッ・・・
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アレルヤ アレルヤ アーティスト Kalafina 発売日 2013年10月2日 レーベル SME デイリー最高順位 1位(2013年10月5日) 週間最高順位 2位(2013年10月8日) 月間最高順位 5位(2013年10月) 年間最高順位 89位(2013年) 初動売上 11780 累計売上 18980 収録内容 曲名 タイアップ 視聴 1 アレルヤ 空の境界 未来福音 主題歌 2 dolce ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 10/8 2 新 11780 11780 2 10/15 3 ↓ 3068 14848 3 10/22 4 ↓ 1372 16220 4 10/29 14 ↓ 1126 17346 5 11/5 ↓ 672 18018 2013年10月 5 新 18018 18018 6 11/12 636 18654 7 11/19 326 18980 空の境界 主題歌 前作終章 空の境界 未来福音 次作 snow falling アレルヤ 関連CD ひかりふる 君の銀の庭
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「健康診断の結果なんだが」 大げさに話を切り出したロックオンに、ティエリアは怪訝に顔をしかめた。 ロックオンに並んで、アレルヤと刹那も妙に真剣な面持ちでこちらを見ている。 「何だ? 特に問題が出たとも思えないが」 「まあ、身体面はな」 「?」 「診断結果、過度のコミュニケーション不足が指摘された。マイスターとしては絶望的だ」 「はあ?」 「このままだとミッションにも支障が出る」 「何を今更… 大体、俺は今まで着実にミッションをこなしている。 失敗をしでかしているのはそっちだろう」 馬鹿らしいとばかりに溜息をついて、ティエリアがその場を立ち去ろうとする。 それを見越していたのだろう。ロックオンの合図に、アレルヤと刹那がすばやくティエリアの 後方に廻り、がっちりと羽交い絞めにしてその四肢を拘束した。 「なっ!」 「結束って言うのは大切なんだぜ? お前の場合、それが微塵も無いから問題なんだ」 ふうっ と身動きの取れないティエリアの耳に息を拭きかけて、ロックオンが深刻に囁く。 背中を駆け抜けたぞわぞわとした感触に、ティエリアは思わず背をしならせた。 かっと顔を赤くしてロックオンを張り倒そうともがくが、アレルヤと刹那の拘束は完璧だった。 「離せっ!」 「悪いけど…」 「まだ話し合いの最中だ」 「あっ」 「そんなだから治療が必要になるんだよ。いいから、大人しくしてろ」 勝ち誇ったロックオンの顔に、ティエリアが唇を噛み締め侮蔑の視線を送る。 まるで男の劣情を仰ぐような高飛車な視線に、返ってきたのは、冷酷なまでの微笑だけだった。 「前から一発か、後ろから三発」 「…何だそれは」 「注射だよ、注射。どっちがいい?」 言いながらズボンのペルトに手をかけられて、ティエリアの身体が竦んだ。 あっけなく抜き取られたそれが、刹那の手によってティエリアの手首に巻き付けられる。 「い…っ」 食い込むほどに強く縛られて、ティエリアは唇を噛んだ。 その間にズボンと下着が下ろされ、後ろに立つアレルヤに大きく股を開かされる。 そのまま座りこむ形にされ、ティエリアは下半身を男たちの前にさらけ出す格好となった。 太腿からがっちりと固定され、ペニスはおろか、その下の最も恥ずかしい恥部まで露にされる。 それだけで、うっすらとペニスに汗が浮かんだ。 「刹那、少しいじってやれ」 「了解」 刹那の手が、つつ…とティエリアの生まれたばかりのようなペニスをなぞる。 ぴくんと反応したのに、ティエリアは悔しさに目をきつく閉じるしかなかった。 そればかりではなく、ロックオンの手が、ティエリアの最奥を確かめるようにつつく。 小さなそこはひくひくと指にこたえ、にゅぷっと卑猥な音を出した。 「や…っ そんなとこ…」 「凄い嬉しそうだな。誘ってる」 「そんなの…」 刹那の手が器用にティエリアから快楽を絞り、どんどん擦る速さを増していく。 ちゅくちゅくと小さな蕾が鳴り、ロックオンの指を焦らすように締め付ける。 まだ硬いそこは襞をぎゅっとしぼませ、薄ピンクの花びらのようであった。 「やぁ んっ あ、アレルヤっ」 そして、ティエリアを支えるアレルヤのそれが、ティエリアの尻をじわじわと押していく。 『後ろから三発』の意味を、ティエリアはやっと理解していた。 「前から一発か、後ろから三発」 「…何だそれは」 「注射だよ、注射。どっちがいい?」 言いながらズボンのペルトに手をかけられて、ティエリアの身体が竦んだ。 あっけなく抜き取られたそれが、刹那の手によってティエリアの手首に巻き付けられる。 「い…っ」 食い込むほどに強く縛られて、ティエリアは唇を噛んだ。 その間にズボンと下着が下ろされ、後ろに立つアレルヤに大きく股を開かされる。 そのまま座りこむ形にされ、ティエリアは下半身を男たちの前にさらけ出す格好となった。 太腿からがっちりと固定され、ペニスはおろか、その下の最も恥ずかしい恥部まで露にされる。 それだけで、うっすらとペニスに汗が浮かんだ。 「刹那、少しいじってやれ」 「了解」 刹那の手が、つつ…とティエリアの生まれたばかりのようなペニスをなぞる。 ぴくんと反応したのに、ティエリアは悔しさに目をきつく閉じるしかなかった。 そればかりではなく、ロックオンの手が、ティエリアの最奥を確かめるようにつつく。 小さなそこはひくひくと指にこたえ、にゅぷっと卑猥な音を出した。 「や…っ そんなとこ…」 「凄い嬉しそうだな。誘ってる」 「そんなの…」 刹那の手が器用にティエリアから快楽を絞り、どんどん擦る速さを増していく。 ちゅくちゅくと小さな蕾が鳴り、ロックオンの指を焦らすように締め付ける。 まだ硬いそこは襞をぎゅっとしぼませ、薄ピンクの花びらのようであった。 「やぁ んっ あ、アレルヤっ」 そして、ティエリアを支えるアレルヤのそれが、ティエリアの尻をじわじわと押していく。 『後ろから三発』の意味を、ティエリアはやっと理解していた。 「やぁん やぁん…っ」 不自由な身体の中で、身動きが取れるのは顔と腰くらいであった。 開脚したままの腰を妖しくグラインドさせるティエリアの抵抗は、 男たちを煽る痴態にしかならなかった。 このまま好きなように、彼らに後ろから犯されるなんて…! ティエリアは屈辱にロックオンを睨み付けた。 その視線に、なだめるようにロックオンの手もペニスにかかる。 「あぁっ! だめ…二人でなんて」 「その様子だと、前から一発、の方がいいみたいだな」 「んっ ん… なんなんだ… その、前からというのは」 「知りたいか?」 にやっ と笑ったロックオンに、ティエリアはとろりととろけ始めた思考の中、こくんと頷いた。 そして、刹那の追い上げに、一気に快感を目覚めさせられ大きく弾ける。 「やっ やっ いっ…いやぁあーっ!」 信じられないほど甘ったるい声を上げて、ティエリアが望まぬ精を放つ。 びゅっととんだそれを手で受けとめて、刹那が何事もなかったようにティエリアのペニスを ぺろぺろと舐める。 「ぁあんっ… やめ、刹那…っ」 「気持ちいいなら喜べばいい」 「いや…」 「コミュニケーション」 淡々と言われ、ティエリアはふるりと身体を振るわせた。 尻に当たるアレルヤのモノも、確実に大きくなっている。 悔しさに涙を滲ませながら振り返った相手は、けれど変わらずに微笑むだけだった。 「前からにするの? ロックオン」 「やり方知りたいって言うからな。ほらティエリア」 口に何か冷たいものを押し当てられて、ティエリアは反射的に口を閉じた。 舐めろ、と言われて、恐る恐るそれを舌先だけで舐める。それに対する強要はなかった。 目にしたそれは、指で摘めるサイズの、銀色の、金属製の輪のようだった。 それが自分のペニスに取り付けられるのを、ティエリアはぼんやりと見詰めた。 根元と亀頭部に取り付けられたそれが、きらりと光った。 「よし。刹那、再開しろ。アレルヤも好きにしていいぞ」 「わかった」 「ティエリア。せめて、気持ちよくなってね」 もはやだらりと凭れ掛かってくるだけのティエリアを確かめて、アレルヤの両手が、すでに ピンと尖った赤い乳首をくりくりと責め始める。刹那は口を使ってじゅぶじゅぶとティエリアのモノを いきり立たせ、ロックオンは、だらしなく開けっぱなしになったティエリアの口を指先で優しく慰めてやった。 「よしよし」 「んっ やだぁ…」 「全身真っ赤だな、ティエリア。腰がすげえよがってる」 「…ふぅっ あ あぁっ」 「そろそろ効いてきたか」 再びティエリアのモノが膨張しはじめ、そして、甘く快楽を貪っていた声に苦痛が混じりだす。 ペニスを拘束するリングが、ティエリアの精通を咎めていた。 沸騰する快楽が塞き止められる苦しさに、物質的な痛みに、気丈だった瞳が悲鳴と共に涙を零し出す。 「っ!あぁんっ、ぁ!」 「アレルヤ、もう少しティエリアの足広げれるか?」 「いいけど…挿れるの?」 「上手くいけば尻でもいけるらしいぞ」 「ティエリアなら大丈夫そうだね」 「な…にを、勝手に…」 「今なら、乳首からだけでもいけそうだけどね。吸ってあげたら? ロックオン」 「おー、すげえ赤いな。コリコリになっちまって」 「摘むな…っ。それに、前からって…」 「前からのがいいのか?」 「だから嵌めたくせに…っ」 こんな屈辱的な行為を続けられて、あげく尻を差し出すなんて冗談じゃない、と、 ティエリアは最後の抵抗をしてみせた。 仕方ねえなあ、と、ロックオンが気乗りしない様子で何かを取り出す。 「…なに、それ…」 「カテーテール。これを入れるんだよ」 「え」 「刹那。硬さはどうだ?」 「ぱんぱんになった」 「早く抜かないとな。凄い色になっちまった」 混乱しながら、ティエリアはなんとか状況を整理しようと試みたが、既にパニックだった。 よしよしとティエリアの膨れ上がったペニスをなでて、アレルヤが耳打ちする。 「ここに入れるんだって。ティエリアの、いっぱい出せるよ?」 「…ゃ…」 「何回でも、枯れるまで出し尽くしてあげるからね?」 「そんなの…そんな」 いやいやと首をふる間にも、刹那が戒めに苦しむティエリアのものを両手で固定し、 ロックオンがカテーテルにゼリーを塗りだす。 恐怖に、ティエリアはがくがくと全身を戦慄かせた。 「いれるぞー」 ひやっ。熱塊となった亀頭が指でにじり開けられ、そこに、ぬるぬるを割る様にチューブが触れた。 「やぁぁああっ! 後ろからしていいから!」 「ティエリア…」 「っ奥に入れないでぇ…後ろいっぱいにしていいから…何回してもいいから…」 くにゅっと、五ミリくらい進んだカテーテルをそのままに、ロックオンがティエリアを確認する。 屈辱と快楽と、そして恐怖で、全部がぐちゃぐちゃになっている。 「…少しは反省しろよ? ほんと」 「うぅ…っ」 「よしよし。じゃ、これは捨てような。刹那、アレルヤ、あとは好きにやるぞ」 「その前に、ティエリアのこれ何とかしてあげないと」 「痛いと思う」 「そうだな。今楽にしてやるから、落ち着いてろよ? ティエリア」 「…ん…」 見た目からしてはちきれそうなティエリアのモノをよしよしと撫でながら、ロックオンが すっかり滲み出た液にまみれたリングを外しにかかる。 その時だった。 『緊急出撃よ。マイスター全員、ガンダムに急いで搭乗して』 「…え」 唖然とする三人を他所に、きらんとティエリアの瞳が反応した。 「ガンダム…ミッション…」 それまでの快楽を忘れたかのように、ティエリアがほっとかれたままのパンツを捜そうと手を動かす。 幾らなんでも無茶だと他の三人が止めるも、それを譲れる状況でもなければ勢いでもない。 「服、着せろ…急がないと」 「ティエリア…」 「君たちだけに、任せるなんて、できない…っ」 呻くティエリアに、三人は思考を切り替えると、何処から取り出したのかパイスーを着せ、 そのままヴァーチェへと担ぎ込んだ。 くったりとしたティエリアをコクピットに座らせ、後ろ髪惹かれる思いで自分のガンダムへと急ぐ。 ミッションは熾烈を極めた。 敵もそうだが、快楽の威力は留まることを知らなかったのだ。 「あぁっ…ん…あんっ」 「ティエリアー、無事かー?」 「痛い…っんぁ」 「俺たちでどうにかするから一回抜け」 「そんなのっ…ぁ」 「ロックオン。ティエリアのリング、外してない」 「あ゜」 「やぁっ」 「敵機体来たよ!」 「とにかく殲滅させろ。ティエリア、とにかく一発ぶっかませ。そしたら終わる」 「りょ…っか…ぁ、あぁんっ!」 「ティエリアー!」 喘ぐティエリアに、三人の性欲がむくむくと膨れ上がる。声と映像で破壊力は抜群だ。 そしてティエリア自体も、なじられなぶられた快楽が引かずに、コントロールはするものの目も虚ろだった。 このまま三人ごと全部破砕してやりたい。ティエリアは本気でそう思った、が今それをしたらペニスが死ぬ。 「終わったら外してやるから頑張れー!」 「敵を誘導するから、タイミングだけ合わせて」 「あとで背中流すから…」 「……後で覚えておけ…!」 疼く全身をもてあましながら、ティエリアはグッとヴァーチェのレバーを引いた。 欲しがるお尻の奥が、ティエリアを後押ししていた。